5月22日に学校経営支援委員に対する学校経営説明会と授業参観を実施しました。5名の方のうち最後の1名となります。
元校長であり千葉県内の教育委員会の次長さんでもあった先生。実は授業が大好きな実践家なのです。静岡県浜名湖の近くから,本校へおいでになりました。
まず,学校経営について説明しました。その後,すぐに校長への助言が始まりました。
「教育は百年の大計を考えて,組み立てなければならない。トレンドに流されてはいけない。」
「重点目標を複数設定して,日々覚えてられるか。校長も教員も。覚えて着実に実践したいのなら,1つに絞るべきである。」
「ちょっと口で言っただけで,子どもや教師は変わらない。目標・めあてに向けての取り組みを継続的にしつこく行わないで,どうして力をつけ,変えることができるのか。」
「イベント的なものを目標にすると目標自体が『薄い』ものとなる。そのとき限りで終わってしまうからである。年間を通じての目標設定や取り組みのほうが価値が高い。」
「小さな学校なのだから,黒板は子どもに開放すべきである。それができやすい環境である。」
「ノートを自分で考えて作らせる機会も必要だ。教師がお膳立てをしすぎると,力はつかない。」
「『正答』は面白くないものだ。考えの多様性を保証するなら,『正答』を追い求めないほうがよい。」
「ちょっとくらいひねくれて変な考えを主張する子がいたとしても,きちっと対応すべき。本人も,自分の考えの不備を知っていて発言しているのだから,それはそれそれで勉強になる。」
ほかにもたくさんありました。
何から何まで,重い助言。
経営説明なのに,勉強をさせていただきました。有り難いです。
経営説明の後に授業を参観していただきました。
教室にある掲示物が気になるようです。
子どものノートが気になるようです。
参観では,実践家の魂が沸き上がってくるのが,伝わってきました。
見ていて気になることがあるようでした。そこで,声をかけ,休み時間に教室へ行っていただきました。
6年生教室で子どもたちに質問・・・その流れで,休み時間にプチ授業となりました。
5年生教室で子どもたちに質問・・・その流れで,休み時間にプチ授業となりました。
5年生担任に,問題設定の良さを伝えているところです。
授業研に向けて作っている指導案も見ていただきました。
最後にホームページの記事を作成していただきました。
「授業したいなぁー」
どうぞ,また船穂小学校へおいでください。