あの日から8年経ちました。当時の小学校1年生はもう中学を卒業しようとしています。
大人にとっては,「昨日のこと」のようでも,小学生にとっては「昔,地震があったんだよ」といった感じです。明らかにとらえ方が違います。だから,小学生の子どもたちに「あの震災」と話しても,うまく通じないことがあるのです。なんとなく覚えているかいないか程度。もちろん,まだ生まれていなかった子もいます。
だから,子どもたちがあの大震災を経験していることを前提として話してはいけない。私達は,そう肝に命じています。
認識に違いがある。私たちにはその違い知り,それを埋める教育をする義務があります。