東日本大震災からまもなく10年。本校の児童達も,そのほとんどがあの日のことを知らない。「災害は忘れた頃にやってくる。」とはよく言ったもので,今日感じたことは,第一に「避難の質が下がっている」ということだ。やはり経験していない分何か(素早さ?真剣味?表情?)が変わってきている。そういえば,阪神大震災の時だって,直後はみんな緊張感を持って避難訓練に臨んでいたものだ。災害が我々の足下を見ているとは思えないが,コロナ同様、決してなめてかかってはいけないのだ。
親世代は,あの日のこと(帰宅困難,引き渡し困難,放射能汚染等々)を覚えているだろう。覚えているものの責任として,今一度災害時の避難,引き渡し等について家族で入念な話し合いを持ってほしい。想定外のことは必ず起こるのだから。