本日6月4日(火)、生徒は14:30に下校しました。その後本校教職員は、原山小の職員とともに内野小学校体育館に移動し、3校合同で救急救命講習を受けました。
講師は印西西消防署のみなさんです。
3校の職員がしっかり並んでお話を聞きます。
救急救命士の方に、緊急時の心構えや先生方の頭に入れてほしいことなどを教わりました。
みんな真剣そのものです。
まず、消防署員の方にデモンストレーションをしていただき、動きを確認しました。
次に、胸骨圧迫(心臓マッサージ)の練習です。1分間に100~120回位の間隔で胸骨を圧迫します。大人の場合、約5cm位沈むとよいそうです。だいたい単4電池1本分をイメージするとよいと教わりました。子どもの場合は体の厚みの1/3位です。
実際に、人形を相手にしてやってみます。倒れている人を発見! 周囲が危険でないことを確認した後、意識があるか声をかけます。「わかりますか? わかりますか? わかりますか?」
意識がないときは、すぐに助けを呼び、複数で救命措置をとります。まずは消防署に連絡! 119番通報を近くの人に頼み、AEDを持ってきてもらうよう、別の人に頼みます。
倒れている人の状態を10秒以内で目視。呼吸がないか、あっても普通ではないときは、すぐに胸骨圧迫を行います。
胸の中央部、乳頭の間を掌底で押します。
肘を伸ばし、体重をかけて30回圧迫します。
そして人口呼吸を2回。
AEDが届いたらすぐに使用します。スイッチを入れたら、全てAEDが音声で教えてくれるので、とてもわかりやすく、使いやすいです。
AEDの指示に従って、必要があれば再び胸骨圧迫、人口呼吸を続けます。救急隊が来るまで、通報してから平均で8分。救命措置をとっていると、とても長く感じます。ただ、この救急救命措置、特に胸骨圧迫をすることで、生存率が確実に上がるそうです。呼吸がなく、2分間そのまま放置して救急隊の到着を待っている場合生存率は25%なのに対し、救命措置をとっていると生存率は50%に上がります。初期対応が大事だ、ということがよくわかりました。
お礼の言葉
お世話になった印西西消防署のみなさんに、3校職員から惜しみない拍手が送られました。ありがとうございました。
こうした救急救命措置をとらなければならない事故や病気が起きないことを祈りつつ、毎年必ず研修し、万一救急救命措置が必要な場合に備えています。来月には保健体育科で水泳授業も始まります。
生徒や職員が、「Safety」=「安全・安心」な学校生活を送ることができるよう、今後とも準備を怠らぬよう、努めていきます。