1年生が大事に育てているアサガオ・・・毎日花がたくさん咲いています。
ここ何日か子どもたちは咲いた花を採取しています。これには2つ目的があります。
1つめは「押し花」にするためです。これは保護者の皆さんも経験された方が多いのではないでしょうか・・・・。押し花をして三日くらい経ったら次の作業に移ります。これは、押し花が完成したあと、紙に押し花を固定しラミネートをかけます。端にパンチで穴をあけ、リボンを通したら「手作りしおり」の出来上がりです。きっと、子どもたちは誇らしげに「自作のアサガオしおり」を持ち帰るのではないでしょうか?保護者の皆様、楽しみに待っていてください!
2つめは「紙を染める」ためです。これは少し説明したいと思います。
一番右下(写真)に密閉できる袋にアサガオの花がいくつか入っています。実は、このあと「紙染め」をするために子どもたちは花を集めているのです。しかし、このままでは花は腐り溶けて変色してしまします。この
ビニールパックは花を入れたら、すぐに冷凍庫に保管されます。上の写真は、冷凍庫から一時的に外へ出したところです。新しい花を入れたら、すぐにまた冷凍庫へ保管です。これは、紙を染めるために花の汁が必要なのですが、冷凍庫に保管し解凍すると「濃い染め汁」が自動的にできてしまうのです。100%果汁ジュースと同じ考え方ですね。汁を作るためについ水を足してしまうとどうしても「染め汁」薄くなるのです。冷凍保管すると良い状態で花が保管でき、さらに
解凍すると「濃い染め汁」も簡単にできるのです。(誰が考えたのでしょう・・・素晴らしいアイディアです。)染めるときには「半紙」を使用します。半紙を何回か折りその端を染め汁に付けます。何カ所か色をしみ込ませてから折った半紙をひろげるわけです。自然の色だけが持つ優しく柔らかい自分だけの染め紙の出来上がりです。これも出来上がりが楽しみですね。