6月16日。3年3組で,「あるくメカトロウィーゴ」( ©MODERHYTHM / Kazushi Kobayashi)という教育用ロボットを使ったプログラミング学習を実施しました。「Scratch」でロボットをコントロールする授業です。
3年3組では「Scratch」については,何度か授業で扱っていましたが,ロボットを実際に動かす経験したことはありませんでした。しかし,今回「岡谷エレクトロニクス株式会社」さんの協力により,ロボットを長期間お借りすることができました。そこで,早速担任が「指導案」(教員が書く授業計画案のこと)を書き,授業をすることができました。いには野小学校最初のロボットの授業です。
子どもたちが個別にロボットをコントロールする学習。リビングロボット社が製作した、この「あるくメカトロウィーゴ」には感情に関わるブロックが多く用意されています。それを利用し,動きで感情を表現するストーリー作りを実施しました。
印西市の学校のネットワークに,このロボットを位置づけることはできません。そこで,「岡谷エレクトロニクス株式会社」さんに新しいネットワークを構築していただき,それを利用し子どもたちのクロームブックとロボットを結びつけました。
3年3組の子どもたちにとって,ロボットを使うのは生まれて初めての学習でした。そんな中,子どもたちは全くひるむこともなくクロームブックで「Scratch」を使い,ロボットをコントロールすることができました。のびのびと学習することができたのです。
学習は全体としてよい感じ(学びの質が高い)で進んでいきました。クロームブックを毎日数時間利用していて子どもたちの技能は高くなっているせいもあるでしょう。しかし,子どもたちのやる気を引き出す「あるくメカトロウィーゴ」性能もよい学習につながったのだと思います。
「クロームブックを使い,『Scratch』でロボットを動かしながら,同時に動画を撮影しなさい」という指示。こんな,無茶な担任の要求に応える子どもたちが何人もいました。
まだまだ,「論理的な思考を養っている」レベルとはいえません。しかし,全員がストーリーに合わせたオリジナルの動きを作り出している点に関しては,意味があった授業だと考えています。
「Scratch」でコントロールできるんだよ
ほんとだ「Scratch」でできる!
「なるほど」他の子の作ったプログラムを試す
人類はロボットとどう関わっていけるのか,示唆することがここで発表されています
一つの端末(クロームブック)でロボットを動かしながら動画撮影