8月2日(金)に「特別支援教育研修（聞こえ方）」を行いました。

講師として千葉県立千葉聾学校の先生をお迎えし、「きこえ方に困難さを抱える子どもの通常級での指導の在り方～難聴の子どもに対する理解と支援について～」をテーマにご講義いただきました。
「きこえにくいとはどういうことか」「難聴の発見から学ぶ場の選択へ」「指導の実際」「難聴理解授業」「きこえにくさのある子への支援～通常の学級における配慮～」について理論と具体的な事例を教えていただきました。
きこえづらいということは、単純に音が耳に入ってこないということだけではありません。自分の発音も不明瞭になる、ことばの獲得が遅れる、指示や会話が理解できない、勘違いや誤解を生むなど様々な困難さが生じます。
補聴器の体験などもしながらきこえづらさのある子どもの理解と、学級でできる配慮や支援等について学ぶことができました。

【参加者の感想】
「難聴について、詳しくお話をいただけてありがたかったです。難聴の児童にとっては普段どのように聞こえているのか、また、担任がどのような支援ができるのか具体的に教えてもらえて、今後に役立てていきます。」
「聴覚にハンデがある児童が通常クラスにいてもおかしくないので、教師がその子の接し方を同じクラスの児童に伝える環境を整えることが大切だと感じました。」
「これまで，自分自身が指導してきた子の中で指示が理解しにくい子が見られましたが，今回のような聴覚面での課題を抱えている子もいたのかもしれないと考えました。そういった子も含めた，聞こえやすさ，聞き取りやすさを考えた指示・指導を今後は心がけていきたいと思います。」
「聞こえにくさを感じる生徒だけでなく、すべての子どもたちの支援に役立つ内容でした。授業改善につなげていきたいと思います。」