ひょんなことから,2年2組で担任のかわりに漢字指導を行うことになりました。もちろん,突然にです。漢字は全部で4文字。字形を覚え,書き順を覚え,読み方を覚え,使い方を覚える学習です。学習した漢字は,「親」「会」「曜」「朝」。ここでは,字形と書き順が難しい「曜」が強敵になります。
特に「ふるとり」の書き順は小学校で最初に出会うものです。「『集』はまだ習っていない」と子どもたちは口々に言っていました。
「イチ,ニーイ,サン,シー,ゴーオ,ロク,シチ,ハーチ,キュー,ジュウ,
ジューウイチ・・・,ジューウニ・・・,ジューウサン・・・,ジュ-ウシ・・・,ジューウゴ・・・,ジュウロク,ジュウシチ,ジュウハチ」
簡単なところは少し速めに数え,難しいところはゆっくり数えます。
「大人でも間違えることの多い,難しい書き順だよ・・・。目に力を入れて空書きしなさい。」
目に力を入れて書いている様子です。「裏返しにするよ。見えなくてもきっと見える!」
何も書いてない小黒板の裏を透視(?)して文字を書いている様子です。
「それでは,なぞり書き,清書をしなさい。1ミリはみ出たら失格です。」
集中して書いている様子です。
「透視」(?)は,前に貼ってある4枚の小黒板を裏返して行いました。「れんしゅうじあい」と称して「ふるとり」の書き順をとりたてて指導しました。