５月１２日。学校経営説明会４を実施しました。学校経営支援委員１名が来校されました。新規の委員さんで，校長先生や教育委員会の次長さんをされていた方です。授業実践家でもいらっしゃいます。学校経営についての説明と授業参観を実施しました。

　説明会でありながら，校長の研修会のようでした。目の覚めるような切り口で，鋭い助言をたくさんいただきました。
「なんでもそうだが，印象ばかりでいくと蓄積はない。何をもって蓄積していくべきなのか。」
「成果というものは，みなが実感できるものでなければならない。だから，数値が大切であり，重い。数値は厳しい。数値は面白い。」
「学校経営の『核』を自分で作らなかったら，学校経営をしていて何が残るのか？」
「アンケートは情緒的なものに影響されやすい。だから，それを継続的に続け，データに出る情緒的な影響を弱めていくしかない。」
「いつも頭に入れておくべきことは，１個だけで十分である。人間なのだから，１個だけ。今年度はこれ，というものを１つに絞るべきだ。」
「子どもに考えさせ，書かせ，まとめる授業をしなくてはだめだ。若い人には，それを伝えていかなくてはならない。」



説明会でありながら指導を受けているところです。


若い先生が気になるようです。


ノートが気になるようです。

 　たまたま，廊下で出会った２年１組の担任に，算数の授業の指導も直接していただきました。


　「あの学習問題なら，子どもたちに『君たちに任せる』といって考えさせればよかったね。５分間。そして，待つ。おそらく，１０人以上は発表する。そしたら，『どれが一番よいかな』，と問えばそれでよいと思いますよ。それだけで，授業はよくなります。何でもよいから，どんな手を使ってもよいから，子どもに考えることをさせなさい。」
　たった２，３分の参観から的確な助言を受けているところです。たまたま，廊下で出会っただけで大きな宝物を得ました。