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2024/12/23

2学期終業式

Tweet ThisSend to Facebook | by:西の原中
 2学期はたくさんの行事がありました。体育祭・合唱祭という二大行事に始まり、生徒会役員選挙、2年職場体験、1年高齢者交流と本当に目白押しでした。声を出した応援、心を合わせた合唱、新しい全校のリーダーたちの決意表明、各部活動をはじめとした諸活動での活躍など、生徒のみなさんががんばっている姿を見ることができ、本当に充実した学期だったと思います。
 さて、明日から2週間の冬休みが始まります。クリスマスやお正月がくるので、ちょっと短い期間ですが楽しみですよね。もしかしたら田舎に帰省する人や海外に出かける人もいるかもしれません。日本は世界で60番目に広い面積を誇る国で、世界には190以上の国や地域がありますから、上位1/3に入っています。けっこう大きな国で、出かけるのは千葉とはまるで違う世界を見るチャンスです。私は北海道釧路市出身で、10才までそこにいました。夏休みは3週間余りしかありませんでしたが、冬休みは4週間弱ありました。私が幼い頃、今から50年も昔は温暖化なんて話は全くなく、とても寒かったのを覚えています。釧路市で経験した最も寒い気温が何度だかわかりますか?なんとマイナス27度。冷凍庫の中が大体マイナス18~20度ですから、それよりもよっぽど寒かったです。
 それだけ寒いとどんな遊びができるでしょうか?スケート、スキー、雪合戦、雪だるまづくり、かまくら作りなど、いろいろ考えられますね。ただし、雪合戦や雪だるま、かまくらなどはなかなか大変です。あまりに気温が低くて、雪が溶けず、かまくらやだるまどころか雪だまもできないのです。じゃあ、どうやって遊ぶか。決死の覚悟で手袋を脱ぎ、体温で雪を溶かして雪だまをつくってもせいぜい1個。それ以上はしもやけ、下手をすると凍傷になってしまうので危険です。
 ではどうするか。家からバケツで水を運んできて、雪の原にぶちまけるのです。すぐに固まってしまうので、とにかく急いでつぶてをつくります。もう雪だまの柔らかさは全くなく、ただの氷つぶて。石と同様です。それで雪合戦をやるのです。
 あたったらたんこぶは当たり前。あざや打ち身も必ずでき、血が出る場合もあります。そんなワイルドな遊びをしていました。ただ、スキー服のような厚手のジャケットやズボン、長靴、毛糸の帽子(銀行強盗のような目出し帽です)、マフラーなどを装備しているので、顔、特に目にさえ当たらなければ、大けがにはなりにくいです。そんな地域も、同じ日本にはあるんです。
 世の中は広いです。ぜひいろいろなところを旅して、自分で経験してほしいな~と思います。
 
 さて、そんな楽しい冬休みにするために、みなさんに1つお願いがあります。みなさんは耳にタコができているかもしれませんが、交通事故には十分注意してくださいということです。車が来ないだろう、と思って飛び出したり、渡ったりするのは危険です。この2学期、近隣住民のみなさんから、心配やお叱りの電話を受けています。自転車で自分勝手に走り回り、自動車の運転者が肝を冷やしたり、子供やお年寄りがひかれそうになってびっくりしたり、そんな人がいるようなんです。友だち同士楽しく語らいながら自転車に乗っていると、ついつい左右を気にせず道路を突っ切ってしまったり、一時停止せずに進んでしまったりすることがあります。でもそれは、とても危ない行為です。通る人や自転車をひきたい、と思って運転するドライバーはいません。でも、飛び出しや不注意な運転のせいで事故の加害者を生んでしまうかもしれないんです。自分も大事に、ドライバーや通行する人たちも大事にしてください。「私も大事、あなたも大事」です。車が来るかもしれないと思って用心して通行しましょう。事故のない、楽しい冬休みにしてください。よろしくお願いします。
 では3学期の始まる1月7日、元気なみなさんと会えることを、楽しみにしています。

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