1月を迎えるにあたって 校長 奥山 祥明
いよいよ平成29年(2017年)がスタートしました。
昨年を振り返ると、2学期は、体育祭に始まり二学期最大の行事「銀杏祭」がありました。合唱コンクールに対する皆さんの頑張りは今でも脳裏に焼き付いています。更に素晴らしいことは、歌声活動が今でも継続しているということです。西の原中学校はここ数年文化の薫りがする学校づくりを目指してきました。予餞会、卒業式においても格調高い合唱を披露してください。
一年生はこの9カ月間で成長し、中学生らしくなりました。特に昨年12月のボランティア体験、御苦労さまでした。ボランティアについての学習から始まり、車椅子やアイマスク体験、それに、老人ホームを訪問してのボランティアや年賀状の作成も経験しました。今後の生活に役立つものと考えています。
二年生、3学期からは、本校の屋台骨を支える立場になり、学校の顔となります。学校行事、部活動等で先頭に立って、後輩たちを良い方向へ引っ張っていってください。
三年生、いよいよ受験シーズンの到来です。この時期は辛い時期だと思います。「苦あれば楽あり」です。努力は裏切りません。継続的な努力を大切にしてください。自分の将来の設計図を描いて、目標に向かって有意義な時間を過ごしていってほしいと思います。
ところで、昨年12月に行われた「FIFAクラブワールドカップジャパン」の決勝戦をご覧になったでしょうか。レアル・マドリードと鹿島アントラーズが対戦し、レアル・マドリードが4対2で勝利し、見事、サッカークラブチーム、世界ナンバーワンの栄冠を勝ち取りました。
レアル・マドリード優勝の原動力となったのは、御存じ、ロナウド選手です。ロナウド選手はサッカー界のスーパースターで、サッカーの天才と思っている人が多いと思います。チームメートが次のようなことをいっています。「ロナウドはピッチに一番先に現れ、一番最後に引き上げる。チームで一番、長時間練習に取り組んでいるのはロナウドだ」と。
ロナウド自身も次のような発言しています。「ワンシーズンで60点ゴールを決めたとしても私は満足しない。次のシーズンは61点以上を目指す。サッカー選手に完璧という言葉はない。伸ばしたいところは常にある。より上手になるために、私はトレーニングを重ねる」と。
この飽くなき向上心、継続的な練習が、私たちを感動させるスーパープレイの裏に隠されているのだということが分かると思います。
私の好きな言葉に「練習は裏切らない」という言葉があります。皆さんもこの「練習は裏切らない」という言葉を胸に刻んで、日々の学習、部活動、習い事に励んでください。集中して継続的に取り組めば、自分は高まっているなあという実感を感じるはずです。
自分自身を日々高めていくことは、毎日が密度の濃い、充実したものになります。毎日、小さな事を積み重ねていけば、自分でも信じられないような所へいくこともできます。平成29年は、この小さな積み重ねを続けていくことを目標においてもらいたいものです。