校長 三浦 明久
さて、西の原中学校に着任し、二ヶ月が過ぎ、改めて、学校教育は、「不易」と「流行」をしっかりと考えて行われなければいけないと感じています。時代や社会の変化があっても、「命の大切さ」を学ぶこと、「学力向上」を目指すことは学校の使命として、普遍的かつ不変的な内容です。例えば、「学力向上」を目指すにおいて、学力の三要素①「基礎的・基本的な知識・技能の習得」、②「これらを活用して課題を解決するための思考力・判断力・表現力など」、③「主体的に学習に取り組む態度」を育てるためには、生徒の実態の変化をしっかり捉え、その実態に合った方法で臨機応変に指導と支援をしなければならないと感じます。生徒自身が学ぶ必要が起きた時にその時々の変化に応じてどのように学べば良いかの示唆をしっかり与えられる授業づくりが学校には求められているのだと思います。
本校の教員は、授業を大切にしています。主体的な・対話的な学びを意識しての授業づくりにも各教科で積極的に取り組んでいます。
学校は、先が見えない社会、グローバル化、人工知能に代表される技術革新など、どんな社会に変わっても、生徒に自己の夢の実現へ向かう意欲・能力を身につけさせ、社会で通用する力を育成するという大きな命題を持っています。この命題に正面から取り組んでいきます。そのためにも学校教育・家庭教育・地域教育の連携は不可欠です。生徒たちが社会に貢献し、豊かな人生を送るための人間力の基礎作りをしている中学校教育へのご協力・ご支援を今後もよろしくお願いいたします。