優しい心 校長 奥山 祥明
平成28年12月6日(火)に本校体育館を会場に、新入生保護者説明会を行いました。
この会の冒頭で、私は次のような内容の挨拶をいたしました。欠席なさった保護者の方もいらっしゃいますので、参考までに御紹介いたします。
この度は本校の新入生保護者説明会にご参加いただき、誠にありがとうございます。
校長の奥山祥明と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
私からは、本校のことにつきまして、簡単に紹介させていただきます。
本校は、平成6年4月に当時、印西町6番目の学校として開校し、今年度で23年目を迎えました。
本校の学校教育目標は「社会に対応し、心豊かにたくましく生きる若者の育成」です。
社会に対応するとは、学力を向上させ、社会人としての基礎力を養うことにあります。
学力向上というと、テストで高得点をとることを考える人が多いと思います。
「テストで高得点をとれるようにする」ことは、もちろん重要なことです。この直接、数値化される「見える学力」を引き上げることは大切です。
本校では「心豊かにたくましく生きる」と学校目標にうたっていますように、直接、数値化できない部分も大切にしています。
「人に優しい、思いやりがある、困っている人に手をさしのべることができる」といった豊かな心を養うことにも力点をいれています。
先日、1年生で次のようなことがありました。
ある男子生徒が家庭の都合で、転学することになりました。この転学する男子生徒のために、1年生では全体集会を開き、送別会を行っておりました。その送別会の中で1年生、生徒全員による全体合唱がありました。
美しい声が校舎内を響き渡りました。私はこの合唱をきいて、感動しました。おそらく、この転学する男子生徒の心にも響いたと思います。自分は大切にされているんだと実感したことと思います。この西の原中学校に入学してよかったなあと感じたことと思います。
この事例でもおわかりの通り、本校では、心の教育にも力を入れております。
このあと、各担当から中学校生活の良いスタートを切るために、学習面、規律面、保健面といった具体的な話があります。
どうか、参考にしていただければ、幸いでございます。 本説明会が有意義なものとなること祈念申し上げて、挨拶とさせていただきます。