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2023/11/09

創立30周年記念式典

Tweet ThisSend to Facebook | by:西の原中
式辞 西の原中学校のさらなる発展を願って

  本校は平成6年4月に開校し、今年めでたく創立30周年を迎えました。開校当初は3学級・38名の全校生徒と、13名の教職員でスタートし、広い敷地を持て余すほどでした。やがて、千葉ニュータウンの発展に伴って年々生徒数が増加し、平成19年には第一次ピークを迎え、全校生徒が491名となりました。その後はいったん減少したものの、原・東の原・牧の原地区の宅地造成が始まり、平成25年からは毎年前年度の生徒数を上回るようになり、今年度は開校以来最多の22学級701名、教職員数51名と、市内でも有数の規模を誇る中学校となりました。来年度はさらに2学級増える予定です。学区は西の原、原、東の原、牧の原と牧の台の一部、草深の一部区域となっています。
 生徒たちが自分の夢に向けて力強く挑戦していけるよう、学校教育目標には、「社会に対応し、心豊かにたくましく生きる若者の育成」を掲げています。生徒たちの学びに向かう力を大切にし、思考し、判断し、表現する力を高め、確かな知識と技能を身につけさせるよう、日々の教育活動を展開しています。
 コロナ禍を一つのきっかけとして、ICTを活用した授業や生徒会活動を実践し、生徒同士が自分の考えを表明し、アイデアを共有したり、意見を戦わせたりしながら自分の力を高めており、生徒と教職員が力を合わせて社会の変化に柔軟に対応しております。今後とも不易と流行を見極め、よいものを積極的に取り入れ、「社会に対応し、たくましく生きる」力を養うよう努めて参ります。
 また部活動では、今年度は陸上競技部と野球部が、昨年度は陸上競技部と剣道部が関東大会に出場しました。また、特設体操部は全国大会に出場し、種目別で全国優勝を果たした生徒が出ました。特設水泳部も関東大会に出場しました。それ以外にもチアリーディングやジャンプロープといった分野で世界大会で活躍し、金メダルを受賞する生徒が出ています。本校生徒が各分野で発揮する能力の高さに、将来の活躍が今から本当に楽しみでなりません。
  本校には創立以来一貫して、制服と校則の定めがなく、授業開始と終わりのチャイムがないという特長があります。歴代の生徒や教職員はそれを誇りとし、校則がなくとも、誰もが「常識と良識」をもって活動することを旨とし、日々の生活を送っています。
 本校周辺は急速に宅地化が進み、全国各地から住民の方々が次々に転居してきており、それぞれさまざまなバックグラウンドをもっていらっしゃいます。それゆえ、「常識と良識」をともにすることには大きな困難を伴います。
 しかし私たちは、お互いの考えを明らかにし、活発な議論の中で誰もが納得する着地点を見つけ、西中としての「常識と良識」をその都度新たにしていく作業こそ、将来の印西市を背負って立つ「心豊かでたくましい若者」を育成していくステップだと信じています。
  これからも本校は、掲げた理想に向かい、保護者や地域のみなさまと手を携えて、次代を担う大切な生徒たちをたくましく育てて参ります。
 これまで本校を応援し、支えてくださったみなさまに深く感謝の意を表しますとともに、今後とも本校のますますの発展のため、温かなご指導とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げ、式辞といたします。

  令和5年11月9日          印西市立西の原中学校長  臼井 昌章

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