今日は、4年生の理科で、「とじこめた空気や水」のまとめになる「水や空気の性質をつかったおもちゃ遊び」をしました。空気でっぽうや水鉄砲、今はできあいのものがありますが、私が小さいころ(昭和50年代)には、近所の竹を切り取って、親がが作ってくれた記憶があります。空気でっぽうの玉などは、今は、スポンジのぴったりなものがありますが、私の時は、濡れた新聞紙をきつく絞って詰めて玉にして遊んでいました。
「ああ、昔自慢のはなしか…、昔は昔、今は今だと思うけど…。」と思っている皆さん、昔の思い出話ではありません。今日は「遊んで学ぶ」についてお知らせしたいのです。
先ほどの空気でっぽうの玉の話…。新聞紙をぬらしてきつく絞るのは、作る段階で学ぶのです。押し出す棒にタオルを巻き付け、輪ゴムで縛ることで、空気でっぽうの「押し棒」がつくれる。玉の出が悪くなったら、新聞紙の玉を作り直したり、押し棒の調子を見たりして、だんだん自分でできるようになっていくのです。
今日の4年生、約束ごとは、3つ。①人に向けない②周りに気をつける③廊下は大きな声や音を出さない、です。早速おもちゃ遊びが始まりました。分かる子はどんどん進めます。それを見て他の子もまねします。できる子が増えて行きます。ある子が、遊び方を思いつきます。仲間を誘います。仲間が増えます。増えて行くことで、やり方を覚えて行きます。
つまり、遊びの中で学んでいるのです。その子自身がやってみたいこと、できるようになりたいことなので、必死で覚え、確実に身につくのです。今日、水鉄砲で遊ぶ時間を過ごす事で、むかしむかーしの思い出を思い出し、水鉄砲の作り方を詳しく覚えていたというお話です。子どもたちは、「遊びの中で学んでいる」のです。そしてその学びは、おそらく通常の授業よりも強くインパクトのある学びになっているでしょう。長文すみません。