今日の朝の気温は6℃
空気は冷えています。日中外に出ると、北風は冷たいけれど、日差しはあたたかいですね。
寒く感じたり、暖かく感じたりする空気、空気は、温度が変わるとどのように変化するのかしらべてみました。(4年生の理科です!)
この実験は、試験管の口に石けん水をこすりつけ、膜をつくります。
こうすることで、試験管に空気を閉じ込める事ができるのです。
では、その空気を閉じ込めた試験管をお湯の入ったビーカーと氷水の入ったビーカーに交互に入れると、石けん水の膜はどうなるでしょう?
A ふくらんだり、へこんだりする
B とくに変化はしない
正解は、「A」です。この結果については、ほとんどの児童は、事前にわかっていました。しかし、本題はこれからです。
こどもたちにこう問いかけます。
「どうして、ふくらんだり、へこんだりするの?」
※手で試験管をあたためても、石けん水の膜がふくらんでいきます。(ピンボケすみません。)
こどもたちは、考えます。
A班 空気が上に上がっていくんじゃないか?冷やすと空気が下がっていく。つまり、空気が移動しているじゃないのかな?
B班 空気が増えたり、減ったりしているじゃんないのかな?
C班 空気が大きくなったり、小さくなったりするんじゃないか?
自分たちの考えを主張します。発表している子だけががんばっているのではなく、その発表を聞いて考えを巡らせるている子もいます
私 「空気が上に上がっていくとすると、上がった下の部分には何があるの?」
児童「うーんそれは…、その部分は空気が薄くなっているのです!」
私 「それでは、空気が下がったとき、試験管の下の部分の空気は濃くなるの?」
児童「うーん…どうだろう???」
私 「ふえたりへったりする場合は、どこから入って、どこに出て行くの?」
児童「試験管は、石けん水のふたがしてあるから、どこにも入らないね。」
私 「そうなると、空気が大きくなったり、小さくなったりしていると考えると、膜が膨らんだり、へこんだりする理由として、わかりやすくないですか?」
(ここは、結構強引だったかもしれませんが…)
児童「そうか、それだと膨らんだりへこんだりすることの説明になっていると思います。」
…まとめへ…
実験は、目の前で起こる事実です。この事実を言葉に代え、友達に伝えます。友達はその聞いたことと自分の考えをくらべます。そして、何が真実かを考え直します。
そうやって深めた事実は、映像で得た知識よりも、強く心に残ると信じています。
密接・密集・換気については、細心の注意を払いながら、実験できるよう準備をしていきます。