今日は、担任の先生が出張のため、6年1組にお邪魔しました。
のびっこタイムという朝自習にこの学習の小テストを行っていました!
それが「ぼくの世界、君の世界」です。なんかファンタジックな題名ですが、中身はこんな感じです。
『自分に見えているものは、あくまでも、自分にそう見えているだけなのだ。他の人にも同じように見えている保証はどこにもない。』
『自分の感じていることと、他の人の感じていることが同じであるという保証はどこにもない、…』
けっこう、ネガティブ(消極的)な内容だと思いませんか?悲しい物語とかではないんです。
これ、「哲学」って言うものらしいです。
答えの出せない問題に、答えを求めていく内容なんです。
みなさんは、自分が思っていることが相手にしっかり伝わっていると思いますか?
ぼくは、伝わっていると信じてました。直接顔を見て、話すことで、自分の思いが相手に伝わっていると思っていました。
…でも、…本当に、そうなの?
と聞かれると、「絶対!」とは言えないことに気づかされるのです。
情熱があれば、相手の事を真剣に考えていれば、気持ちは伝わる…というのは、私が思っているだけで、私の気持ち(心)が、相手にそのまま伝わっている証拠はどこにもないのです。
書いていくうちに長く、くどくなってしまいそうなので、まとめると…
この文章は、
「人と人とは、永遠にわかり合えないのだろうか?」
と読者に呼びかけているのです。
相手の気持ちを全部分かっているかと言えば、「?」となる自分がいませんか。
最後に筆者は、この文章をこう締めくくります。
自分の思いは、だれかに伝えようとしない限り、誰とも分かち合えないし、誰にも分かってもらえない…(中略)…これは、さびしいことだが、
だからこそ人は、
心を伝え合うための
努力を始めるのだと思う。(本文終わり)
どうですか?「そうかあ」と思ったり、「いや、そうは思わない」とかいろいろ考えを巡らせると思うのですが、結構内容が複雑で難しい。
私もそう思う、思ったことがあるという考えから始まれば、筆者の内容は理解できるようですが、自分の気持ちが伝わっている気満々の場合は、どうも、初めから理解しにくい内容になっています。
しかし、こういう考えに出会えることで、その他の考え方にも変化がでて、これまで考えなかったことも考えるようになっていく気がします。
自分の世界を伝える努力をすることが、むなしくなる時もあるのですが、伝える努力をしなければ、決してわかり合えないのであれば、私は、伝える努力を、子どもたちにも、皆さんにも続けて行こうと思います。
※注 これって、6年生で学ぶ内容なんです!すごいですね。
加湿器導入しました。これまでは、超音波式のものでしたが、今年度より、蒸気式の加湿器を一部導入しました。超音波式も加湿という点では、同じなのですが、年式の古いものや、保管の方法などを考慮した結果、順次、蒸気式の加湿器を導入することとなりました。
微力ではありますが、感染症対策の一環として、継続して使用して行きます。
ご報告まで。