今日は3年2組にお邪魔しました。
朝の会を見ていると・・・
ルール30・・・
ルール?30?3の2には、特別なルールがあるのか?
・・・様子を見ていると、何やら本を読み上げている。
※中身が分かると良くないので縮小
この本を読み上げていました。この本には、ルールが書いてあります。そして、そのルールの理由も書いてあります。
この本の著者 ロン・クラーク先生は、ルールは押しつけではなく、きちんとその理由を説明することが大切だとおっしゃっています。
当たり前の事が当たり前でない事もあります。そんな当たり前を知ったり、その当たり前の理由を知ったりすることで、子供たちの人生は豊かなものとなっていくと思います。毎日1個ずつルールを読み上げる活動はいいなと思いました。
レイディたちももう少しで咲きそうです。
「わたくし、ちゃんと立ててます!キリッ。」
3年生の理科では、磁石を使った実験を行いました。
いろんなものに磁石を近づけてみます。
わりばしに段ボール・・・、磁石は引きつけません!
いったい、磁石は、何を引きつけるのでしょう?
・・・、きっと子供たちも頭の中では分かってるんです。でも、学校の授業は、答えを言っちゃ行けない!って思いますよね。分かっているのに、知っているのに答えちゃ行けない。そんなの変だよ!
って、思うじゃなああああい。(マズイ!いつものクセが・・・)
私は知っていてもいいと思います。でも、こうお願いします。
「知っている人もいると思うけど、今は言わないでね。」
「なんでかというと、他の人が考えるのをやめてしまうから・・・」
子供たちは、自分の知識を知ってほしいと必死になります。聞いて聞いてとばかりに発言します。悪い事ではないのですが、大抵そういう子は、理科が得意だったりしますので、その子の意見に、周りがなびいてしまうのです。
そこで、思考停止・・・ということがよくありました。
知っていることは、予想させるときに発表させる様にしています。1人の意見として聞き、合っている、間違っているという評価はしません。予想は自由ですから。
ここで、先生が
「なんで答えをいっちゃうの?みんながつまらなくなるじゃない!」
なんて、怒ったら、聞いてほしくて発表したのに怒られちゃう・・・、先生自ら答えを暴露しちゃう・・・最悪です。
私は、結構これで苦しめられました。
分かっていることをナイショにしないと、授業を成立できない時期がありました。だから、子供たちもその雰囲気を読み取って答えを言わないように気を遣います。
「答えを求めているのに、最後まで答えを言っちゃいけない」
不思議な世界を子供たちに体験させてしまいました。
(・・・長いですね・・・、あと少しだけ・・・)
言いたいことも言えない授業じゃ・・・(反町隆史さん風)つまらない!
だから、私は、言ってもいいときを作るようにしました。そして、知っていることをその目で確かめることが・・・
「実験だ!」
と言っています。分かってていい,知っていていい,でもその目でしっかり確かめさせること重要視しています。
ここは,経験上の持論ですが,知った知識は時とともに薄れていきますが,体験した知識は強く心に残ると思っています。知識だけの頭でっかちは,あまり好きではないので,知っていてもしっかり実験させるよう努力しています。
…今日は,ながく,くどすぎでした。
私は一生懸命やっているから,ほめてください!の文章ではありません。「言いたいことがしっかり言えて,根拠をもって,自分の考えが言える授業」
を目指して,これからも頑張ります!ということが言いたかったのです!(うまくいかないことが多いですが…)