本埜小学校には樹齢100年を超える「大桜」があります。9年前に大がかりな延命作業(枝が折れないように支柱を入れたり、薬を塗ったりした)を行い、以後は毎年冬場に樹木医さんの指導により土壌改良を行ってきました。家庭教育学級の取り組み、ボランティアを募っての取り組みを経て、昨年本埜小学校が開校してからは、6年生単独での児童による延命作業となりました。

6年生18名で18カ所の肥料入れを行います。樹木医さんがご高齢により引退されたので、委託された職員が子どもたちに延命作業の重要性を伝えていますが、子どもたちは先輩たちの活動を知っているのですでにやる気満々です。

二人組を作り片一方が大桜の枝先の真下に直径60センチメートルくらいの穴を掘ります。

その間にもう一方は堆肥、鶏糞、ぼかしを配合して土作りをします。

深さも60センチメートルくらい掘り、配合肥料を入れていきます。
掘った土を上から入れて平らにしたら終了です。

先ほど土作りをしていた児童が次は穴掘りをします。

穴掘りをしていた児童は今度は土作りです。

二つ目になるとこつもつかんで、役割分担もばっちりです。
余力があるグループは3つめに取りかかってくれました。

3月18日の卒業式に咲くかどうかは微妙ですが、卒業後も大桜が満開になることを楽しみにできる気持ちがみんなの心の中にしっかりと根付いてくれたと思います。