印西市の主催の「市内小中学校平和交流事業」が本校の6年生対象に開催されました。
講演者は「千葉県原爆被爆者友愛会」や「印西市遺族会」の方々でした。
<広島で2歳の頃に被爆を経験された方のお話>
「平和と平等と命」というテーマで体験をもとに、原爆などについてお話しくださいました。
<広島で6歳の頃被爆された方のお話>腹話術で当時のことを伝えてくださいました。
被爆4日目に亡くした弟のあっちゃんとの会話形式でのお話に子供たちも釘付けでした。子供たちと同じ6年生に時に、被爆した母親も亡くされていることを伺い、さらに原爆や戦争の惨さを感じているようでした。
<母親が、長崎で被爆された方のお話>
お母さんが長崎で被爆してから34年経って書かれた詩を紹介してくださいました。
「※前略 ~ 父も母も もういない 兄も妹ももどってはこない ~ このことだけは忘れてはならない このことだけはくり返してはならない どんなことがあっても…」
人が人を殺すための戦争、絶対に「くり返してはならない」と強く心に刺さりました。
<印西市遺族会の方から、「戦争があった時代の印西」についてのお話>
自分事として戦争を考えられるよう、実際の印西での出来事や地域に陸軍の飛行場があったことなどもお話しくださいました。戦争は最大の「人権侵害」や「環境破壊」で、戦争のない平和な日常がいつまでも続くように、過去を知り、より良い未来を生きる力にしてほしいと伝えてくださいました。
<講演を聞いての質疑応答の様子>
<児童代表の挨拶>
地球・人類を持続可能にするため、戦争のない平和で平等な世界を築くための「平和のバトン」を講師の方から受け取りました。
今日学んだことを、家族などと話したり、いつか誰かに語りつないだりしてほしいと思いました。自分にできること、限りある命をどう使うかが本当に大切だと改めて考えさせられる機会となりました。6年生に、貴重な体験をお話しくださった皆さんに心から感謝申し上げます。