今日の朝読書の時間は、学校司書さんの読み聞かせでした。私は、始まりより少し前に１Bの教室に行きました。先生から、「今日は、読み聞かせですよ。」と生徒達に伝えると、「やったー。最高！」、「最高」、「最高」という声が何人もの生徒からあがりました。とても、嬉しい気持ちになりました。嬉しくなって、「読み聞かせ、いいよね。」と話しかけると、「最高ですよ。」と返事が返ってきました。読み聞かせが終わってから、学校司書さんに、「生徒達が、最高、最高」って、何人も言っていましたよ、と伝えると、大変喜んでいらっしゃいました。
　さて、今日のお話は、「コートの話」という題名でした。


ある男の人は、大変貧乏だったので、生地を買ってきて、コートを自分で仕立てました。何年も着ていたので、コートが傷んでしまいました。すると今度は、そのコートをジャケットに直しました。やはり、たくさん着ていたのでジャケットが傷んでしまい、ベストに直しました。

さらに、ベストが傷んでしまったので、今度は、帽子に。また、傷んでしまったので…ネクタイにしました。

ネクタイも傷んでしまったので、クルミボタンにしました。
何か、わくわくします。次は、何になるんだろうと…。最後には、何も描かれていませんでした。さて、このお話の結末は…。

なんと、このことを「お話し」にしたのです。そう、題名は、「コートの話」です。

　生徒達は、わくわくしながらも、どんなことを感じたでしょうか。
想像する力、感じる心、伝えたかったことは？視野を広げる、世界観、ことば、知らなかったことを知る、本は、たくさんのことを教えてくれますね。

　学期に１度の読み聞かせの時間、１年生から３年生まで、本当によく話を聞いています。どの生徒も楽しみにしていることが伝わってきます。今回は、学年ごとに違う読み聞かせをするそうです。楽しみですね。

　読み聞かせとは、別の話もしてくださいました。学校司書さんは、この仕事に就くようになって、今回のように絵を描くことが増えたそうです。中学校の美術の時間以来だそうです。「今、習っていることに無駄なことはありません。今、やっていることが、何かの役に立つことがあります。ですから、みなさんんも今やっている１時間１時間の学習を大切にしてくださいね。」というお話もしてくださいました。色々な人から、色々な角度から、いくつになっても「学び」があります。