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2019/03/15

第29回卒業式~式辞~

Tweet ThisSend to Facebook | by:担当1
 厳しい冬が来れば、暖かい春はすぐその隣にあります。卒業を迎える今、草木が芽吹き、色とりどりの花が咲き競い、まさに希望に満ちた春の訪れのときです。
 このよき日に、多数のご来賓の皆様、保護者の皆様のご臨席を賜り、ここに第二十九回卒業式を挙行できますことを、心より厚く御礼申し上げます。
 さて、卒業生の皆さん。平賀小学校での六年間は皆さんにとって、かけがえのない学びの時間であったことと思います。厳しく叱られたこと、こぼれるほどの笑顔で褒められたこと、友だちと喧嘩したこと、仲間と力を合わせて一つのことを成し遂げたこと、どれもが皆さんが成長するための貴重な経験だったのではないでしょうか。
 皆さんは、平賀小のリーダーとして、集団の登下校や縦割り活動など、在校生の良きお兄さんお姉さんとして、明るく声をかけて助けたり、教えたり、時には一緒に遊んだりと、やさしさあふれる行動をしてくれました。また、学習では、落ち着いた態度で、できるようになろうわかるようになろうといつも真剣に授業に臨んでいたかしこい姿は平賀小の良いお手本でした。朝や放課後の陸上練習などでは、苦しくても粘り強く立ち向かい心も体もたくましく成長しました。
 そして、本日晴れて平賀小学校での六年間の学びを終えて、「やさしさ」、「かしこさ」、「たくましさ」を身につけたことを証明する「卒業証書」を手にした卒業生の皆さん、ご卒業本当におめでとうございます。
 朝目覚めると、優しく柔らかな春の陽ざしが射し込み、小鳥のさえずりが聞こえ、家族やお友だちと爽やかな挨拶を交わす。卒業の日の今日は、そんな素敵な朝を迎えたのではないでしょうか。
 皆さん想像してみてください。ある日突然病に侵され、目が見えず音も聞こえない漆黒の闇の中で、助けを求めようとする声も出せない、そんな朝を迎えた少女がいました。彼女の名前は、ヘレン・ケラー。図書室にも彼女の伝記が置いてありますから、読んだ人もいることと思います。ヘレンは、小さな頃の病気で目が見えなくなり、耳が聞こえなくなり、話もできなくなりました。しかし、想像を絶するようなすさまじい努力を払って、手話を覚え、英語の読み書きを学び、話すこともできるようになり、ついにはラドクリフ大学(現在のハーバード大学)への入学も果たし、世界各地で障害者の教育や福祉の発展のために活躍した「奇跡の人」です。日本にも三度訪れ、身体障害者福祉法の制定に大きな影響を与えました。絶望的とも思えるとても大きな困難を乗り越えることができたヘレンは、「もしもこの世が喜びばかりなら、人はけっして勇気と忍耐を学ばないだろう」と述べています。人生は、嬉しいこと、楽しいことばかりではなく、苦しいこと、辛いこともたくさんあるのです。そして、苦しいこと、辛いことなどの困難を乗り越えることで、私たちは優しさと賢さと逞しさを身につけていくのです。さらに、ヘレンはこうも言っています。「自分でこんな人間だと思って諦めてしまえば、それだけの人間にしかなれません。」、「はじめはとても難しいことも、続けていけば簡単になるものです。」、「勇気をもって挑むか、棒にふるか。人生はどちらかです。」と。
 また、日米通算で四千三百六十七本のヒットを打っているイチロー選手も、打率が三割二分二厘ですから、実に九千百八十一回は凡退していることになります。多くのヒットを打った陰にはヒットの数の二倍以上も失敗しているのです。成功の陰には多くの失敗がつきものだということです。凡退するたびに、なぜ失敗したのかを振り返り、改善してまた次の打席に立つ、この繰り返しが成功を生んでいるのです。
 何事にも勇気をもって挑み、忍耐強く続け、卒業生が、未来に描く夢や希望をかなえることを私たち平賀小の教職員は心からお祈りしています。
 保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。小学校生活六年間。その中に、語り尽くせぬ多くの喜びと、多くのご心配やご苦労があったことと思います。お子様に注がれた溢れるほどの愛情が、ここに実を結び義務教育の第一段階を終えられたことを、改めてお祝い申し上げます。そして、この六年間の長きにわたり、本校の教育活動に対しまして、ご理解とご協力をいただきましたことに、感謝申し上げます。
 それでは、卒業生の皆さん、名残は尽きませんが、いよいよお別れの時が迫ってまいりました。皆さんが「やさしく」、「かしこく」、「たくましく」成長し、未来が夢と希望で輝くことをお祈りして、式辞といたします。

 

平成三十一年三月十五日

印西市立平賀小学校長 逆井俊彦

 



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