全校朝会の前に,健歯で学校代表となって印旛郡市で優良賞を受賞した児童2名と,将棋の大会で関東大会に出場する児童3名の表彰が行われました。
そしてその後,7月の全校朝会がさわやかな歌声で始まりました。
最初に「校歌」を,全員で明るく元気よく歌いました。
次に歌ったのは,今月の歌の「大きな歌」でした。
「大きな歌」は1・2・3年生が呼びかけて,4・5・6年生が答えるように歌います。どちらも素敵な歌声で,合わさってより大きな大きな歌声となって体育館に響き渡りました。
お話の中で,校長先生が1通の手紙を読み上げてくださいました。その手紙は,遠足の子供たちと同じ電車に乗った男性が,その子供たちの学校に送ったものでした。
男性は普段は子供のことは好きなのですが,遠足ということではしゃぐであろう子供たちと同じ電車に乗ったことについては正直残念に思い,あきらめて目をつぶったのでした。ところが,いつまでたっても静かなままだったので,どうしたことかと目を開けてみると,子供たちは嬉しそうな顔をしながらも口をぎゅっと結んで立っていたというのです。駅で停車する時にもよろけないようにしっかりと足を踏ん張って立っていました。小さな女の子がよろけたけれど,キャーなどと叫ぶこともありませんでした。その様子に,この男性は『ああ,いやだ。』と思った自分を恥じたそうです。子供たちが目的の駅に着いて降りるとき,周りの人もみなニコニコして見送っていたそうです。この日一日,男性はとてもいい気分で過ごすことができ,子供たちにぜひお礼が言いたいと,この手紙を書いたということでした。
これは,小倉台小に送られた手紙ではありませんが,校長先生は
「皆さんにも同じようなことができるかなと思います。今もしっかりと静かにお話を聞くことができましたね。
小倉台小の子供たちは先輩たちからの伝統の力を受け継いで,ずっとこのような立派な態度を持ち続けてきました。これからも皆さんで持ち続けていきましょう。」
とお話ししてくださいました。