先日9月11日(水)3校時、避難訓練を実施しました。今回は地震発生後、1階給湯室から火災が発生したという想定で避難を実施しました。生徒たちは、本日どこかで避難訓練を行うことは知っていたものの、何時間目に行うかは知らせずに実施し、より実際の状況に近い訓練となりました。
校内放送で、「訓練・訓練」の言葉の後、緊急地震速報を流しました。その後、地震の音を流し、「机の下などに一次避難しなさい」と一次避難の訓練を行いました。一次避難とは、地震の揺れで落下してくるものなどから、頭やおなかをとっさに守る避難です。教室では机の下、体育館などでは中央によってしゃがみます。
その後、「大きな揺れはおさまりましたが、1階職員室前給湯室から火の手が上がっています。至急グラウンドに二次避難しなさい。」と放送が入りました。生徒たちは教科担任の先生の指示に従い、すかさず避難を始めました。
グラウンドに近いので、武道場や
体育館からの避難が一番早かったです。
校舎内では「押さない・かけない・しゃべらない・戻らない」のが約束ですが、グラウンドに出たらすかさず走ります。
点呼風景。ここで生徒の出席状況と現在集まっている生徒が一致しているか、もれ落ちないようにすることが、何より大事です。今回は、学級担任の授業ではなく、教科担任が避難の指示を出し、校内の特別教室などあちらこちらから生徒たちを連れてきました。そのため避難に少々手間取り、5分45秒かかりました。1学期よりも2分弱余計に時間がかかってしまいました。正確性が大事ですが、素早さも大切です。今後も実際に近い訓練で、素早さを求めていきます。
しっかり全員勢揃いしました。
教頭から講評を行いました。
大切なのは「第一に自分の命を守ること」です。授業中に地震が起きるとは限りません。休み時間や登下校中、外で遊んでいる時や大型商業施設で買い物をしている時に起こるかもしれません。何よりも「頭とおなかを守る」ことを最優先してほしいと思います。
自分の身の安全が確保できたら、次に周りの人はどうかを確認し、必要であれば手助けしてほしいと思います。中学生や高校生は共助の主役になります。全校古紙回収などで知り合いになったご近所の方の安否を、気にかけてもらえるとありがたいです。
今回は台風の被害で、印西市内でも停電が起きていたり、休校となる学校がある中での避難訓練となりました。被災されている方々の窮状に思いをはせながらも、今安全に登校できていることに感謝しました。
避難しなければならないような災害が起こらないことを祈りつつ、もしものために役に立つ訓練を行っていきます。ご家庭でもぜひ、もしもの時にどうするか、話題にしてみてください。