30周年記念行事の2部、「千葉県立幕張総合高等学校合唱団」のみなさんによる、記念コンサートです。
来賓入場に続き、幕張総合高等学校合唱団の皆さんが、凜とした雰囲気をただよわせながら入場してきました。51名の多人数で、合唱のひな壇は3段と少ないなか、ぎゅうぎゅう詰めにもかかわらず、顔色一つ変えずに整然と入場が完了しました。体育館に入ってきた瞬間に、もう演奏が始まっているかのようでした。
第2部は、生徒会の進行で行なわれました。
まずは、本日、原山中学校に来ていただいた感謝を込めて、3年生全員で『ふるさと』を贈りました。
後で楽屋にお礼に伺ったとき、幕張総合高等学校合唱団の顧問の先生から、「はじめの、『ふるさと』。あの素晴らしい歌声を聴き、生徒たちはこれは頑張らないとマズイと思ったにちがいありません」と仰っていただきました。
いよいよ、コンサート開始です。
スタートの曲、あれ?この伴奏聴いたことがある!! と思ったら、なんと『原山中学校校歌』でした。しかも3部合唱です。原山中学校30周年記念をお祝いし、事前にお渡ししていた校歌を、しかも3部で歌ってくれました。今までの校歌と違う、音の厚みがあり立体の響きがありました。
合唱団のお二人が、会の進行を楽しく進めてくださいました。今日来ていただいた生徒さん達は1,2年生ですから、3年生は来年の今頃は、こんな高校生になっているのかなと思いました。
次は、男性と女性に別れ、それぞれの歌声を披露していただきました。
男性は、14人しかいないのに、軽やかで音程のしっかりとした男性特有の素晴らしいテノールとバスの音を響かせていました。
続いて女子だけで、『セーラームーン』を披露してくれました。女の子らしいかわいい振り付けがはいり、懐かしい曲を、とても楽しく聴かせてくれました。
米津玄師さんの『パプリカ』です。振り付けと一緒に楽しく歌ってくれました。「知っている人は一緒に踊ってください」と声をかけていただき、1年生はきっと踊りたくて体がウズウズしていたのではないでしょうか?!!
次は、『瑠璃色の地球』です。中学生にも定番の合唱曲で、もとは松田聖子さんが歌った曲として有名です。透き通った、伸びやかな歌声が素敵でした。
平成25年度、NHK合唱コンクール、中学生の部の課題曲『旅立ちの時』を披露していただきました。これも、中学生の合唱コンクールでは定番の曲で、とても良い曲です。バラードで語るようにじっくりと歌う曲ですがですが、さすが幕張総合高等学校合唱団のみなさん、発声の仕方も、表現も、音量もケタ違いでした。ppもffも素晴らしいかったです。
アンコールに応えていただき、アカペラで歌っていただきました。
最後に、幕張総合高等学校合唱団と原山中学校全員による『大地讃頌』です。難しい曲で、全校では2回しか練習をしていませんが、素晴らしい4部合唱でした。体育館いっぱいに、4部の歌声が混ざり、どっしりとした力強い合唱になりました。高校生も顧問の先生も大変褒めてくださいました。来賓の皆さんや保護者の皆さんも、幕張総合高等学校合唱団の歌声も素晴らしかったけれど、原山中学校の合唱も素晴らしいと褒めていただきました。
生徒会から、お礼の言葉と花束を、代表して顧問の先生にお渡ししました。
今回の記念コンサートは、「合唱」を生徒会の柱の一つにしている原山中学校として、とても参考になる、目標となる合唱となりました。発声の大切さ、音程の正確さ、曲想、思いをどう伝えるか、一人ひとりが生きた楽器となりまさに演奏であること。そして何より、全員が心から楽しみながら歌っていたことが素晴らしかった。また、高校生活の一つではあるが、部活動に一生懸命に取り組んでいる姿は、とても輝いていました。原山中学校の生徒の皆さんにも、合唱に真剣に取り組みながらも、楽しみながら歌ってほしいと心から思いました。
今日は、30周年記念として一つの節目でした。今日ここに集まっていただいた全ての人の中に、大切な記憶として残る会になったと思います。ありがとうございました。
※最後になりますが、本日、お忙しい中はご臨席をいただきましたご来賓の皆様、ありがとうございました。そして父母と教職員の会の役員の皆様、お手伝いありがとうございました。大変助かりました。また、お越しいただいた保護者の皆様、ありがとうございました。これからも、原山中学校にご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。