12月から都合により活動を休止していた科学部ですが、外部指導者をお招きして活動を再開いたしました。先日1月23日(火)が外部指導の泉二敏郎先生と泉二奈緒美先生との初顔合わせでした。お互いに自己紹介し、アイスブレイクで打ち解けながら活動が始まりました。
正面奥にいらっしゃるのが泉二先生ご夫妻です。
ホワイトボードを用いてわかりやすく話していただきました。
反射神経の模範実験です。みんな興味深く見ていますね。
実験用具を切ってつないでつくっています。みんな真剣な面もちです。
このような長い紙になりました。これには目盛りが振ってあり、0.10秒,0.11秒,~0.30秒などと書いてあります。
対戦相手を決めて、実験開始。相手が持っているこの紙を、落とした瞬間につかみます。つかんだ場所に書いてある秒数が、その人の神経の反応時間。もちろん短い方がいいんですよね。
あちこちで対戦が始まりました。
トーナメントを組んで対戦したところ、見事部長が最も早い反応速度を持っていることがわかりました。
実験を振り返ります。
今回の実験は、①まず目で見て→②それが脳に伝わり相手が紙を落としたと判断し→③そこから紙をつかめと脳が命令を出し→④手を動かして紙をつかむ。というような神経の働きでした。
このような複雑な反応を何の気なしにわれわれは行っています。
部長はこの反応を0.11秒ほどで行うことができることがわかりました。ちなみに教頭は0.20秒はかかりました。
さらに、実験用具の紙の目盛りについても発見がありました。0~0.10秒よりも0.10~0.20秒の方が間隔が長い!さらに0.20~0.30秒の方がさらに間隔が長い!「どうしてだろう?」こんな疑問が投げかけられました。みなさん、どう思いますか?
そう、加速度がつくからなんです。泉二先生はジェットコースターを例に挙げてわかりやすく話してくださいました。
さらに「紙の下にクリップをつけて落ちやすくしているが、そのクリップを1~2個から10個~20個など、もっとたくさん増やして重くしたら、落ちるスピードは速くなるかな?」という疑問が出てきました。これはそれを確かめる実験方法を提案した生徒が、家で実験して確かめることになりました。
次回先生が来てくださるのは2月1日(木)。次の活動が楽しみです。