道徳の授業は、教科書を中心に内容項目の目的のもと行なわれます。ときには、教科書外のものを使い授業を行なうことがあります。
〈1年生〉
1年生は、NHK for School「いじめをノックアウト」を用いて、学年集会で道徳の授業を行ないました。差別をされたり嫌な思いをさせられた「あいつ、変じゃね」とうい言葉についてのビデオを視聴しました。
◎「あいつ、変じゃね」って、誰が決めている?
・自分を基準にしてへんじゃないかと決めている。
・ガキ大将が、周りと大きく違う人を変だときている
・自分の周りの人が、変だと決めつけている。
◎何が、変?
・ちょっと違うことを変という⇒いじめに繋がる
・飛び抜けた長所を羨ましく思っている
・ちがうもの、しらないもの、わからないものを、結束して追い出そうとする。安定や安心を求めて仲間を捜そうとする。人にはそういう弱さがある。
◎「変じゃね」としないためにはどんな工夫が必要か。
・自分勝手な価値観をおしつけない。
・自分と違う考えには「どうして?」と理由を聞いてみる。
⇒⇒悪いところを見つけてしまったら、同じように良いところを見つけるようにする。人として、丸ごとダメとしてしまわない。
それぞれの長所・短所を個性として受け止め合えるようにする。小さな集団で対立するのではなく、大きな集団で高め合えるようにする。
みんなそれぞれ、変があるはずだから、まずは自分の変をしっかりと見つめるところから始める。ちがうこと、変なことを排除していったら、集団は成り立たなくなってします。成長するために、いろいろな個性を認め合い受け入れられる温かい集団にしよう。
せーの、ナイスですね!! で締めくくりました。
〈2年生〉
2年生は、『家族愛、家庭生活の充実』という内容項目で、「飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ」という話しをもとに授業をしました。
この作品は、映画やドラマになった有名な話しです。将来を嘱望された一人の青年医師「井村和清さん」ががんのため亡くなりました。当時32歳。井村さんには1歳6ヶ月の長女飛鳥ちゃんと2人目の子どもをみごもった妻の倫子さんがいた。がんが再発し、残された時間がわずかかしかないことを知り、妻と娘、そしてまだ見ぬ子に宛て手記をつづり始めました。その手記を読み、家族愛について話し合いました。
子供と妻の将来を思い手紙を書いたことや、子供と妻の存在が病気と戦い続ける井村さんを支えていたことを知りました。
家族の幸せとは何だろう。そのために自分ができることは何だろう。ということを考えました。