昨日の5校時に、北総教育事務所主席指導主事・小林すみ子先生、同指導主事・岩崎徹先生をお招きし、道徳と特別活動の授業研修会を行ないました。
〈2年生道徳〉
2年生の道徳は、内容項目「友情・信頼」で道徳の教科書にある『本当の友達って』を教材として授業が行なわれました。
教材は、主人公が友達とスマートフォンで連絡を取り合う中で抱いた、友達関係に対する悩みが書かれています。遊び(ゲーム)やテスト勉強、スマートフォンでのやりとりなど、生徒にとって身近で同じ様な悩みを抱えている可能性もある。
授業での子供達は、主人公や友達の思いを自分のこととして捉え、真剣に考え意見を交換していました。心から信頼できる友達とは何かを考え、互いに励まし合い、高め合うとともに、悩みや葛藤も経験しながら人間関係を深めようとする心情を養うことができました。
〈3年生道徳〉
3年生の道徳は、内容項目「希望と勇気、克己と強い意志」で、『皆んな悩んで大きくなる』を教材として授業が行なわれました。
3年生は受験期を迎え、初めて人生の岐路に立っています。進路選択を通して、不安を抱えながらも志望校に向けて頑張り抜こうとします。しかし、理想と現実のギャップに打ちひしがれたり、なかなか伸びていかない成績に心が折れそうになります。誰もが直面する受験に対して、希望を捨てることなく、立ち向かう強い意志を持ち乗り越えてほしい。
授業の中で、現在の自分の悩みを知り、しかし自分だけでなく友達も同じ悩みや不安を持っていることを知ることができました。また、先輩達のメッセージから、どういう心持ちで乗り越えていくのか、誰もが通過する目標で、それは自分の力となって帰ってくることなど、一人ひとりが自分で考え、改めて自分の進むべき道を見いだしていました。
〈1年生特別活動〉
内容は、「主体的な進路の選択と将来設計」で、題材は『将来の自分を考えよう』
です。
1年生は2学期に入り進路学習を進めています。職業についての意識調査、職業調べ(身近な人にインタビュー)をしそれを発表、それを受けて、班ごとに調べ学習を行ないました。昨日が、その発表会とまとめの授業でした。
1年A組は5つの班で、①ユーチューバー ②スタントマン
③美容師 ④教師 ⑤獣医師 を調べ発表しました。ICT機器を活用し、調べた内容、調べた内容が自分の個性に合っているか、自分の現在の苦手な部分をどうしていくのか等、しっかりとした内容と聞き取りやすい発表ができていました。
それぞれの班の発表を聴いて、自分の中に落とし込み、新たな希望職業を見いだしたり、自身の個性についてもう一度見つめ直したりするなど、自分で何らかの意志決定ができたようです。
1年生はこれまでの学習を受け、12月4日に「職業人講話」を行なう予定です。
生徒たちが下校した後、道徳部会と特活部会に分れ、講師の先生にご指導をいただきました。講師の先生から教えていただいたことをこれからの授業に生かし、生徒たちが更に力を付けていけるよう、原山中学校全職員で頑張って行きます。