今日は2、3年生の道徳の授業がありました。2A、2Cの道徳は「釧路湿原を守れ」です。1972年、釧路湿原の保護を訴える自然保護関係者と、釧路湿原の開発を目指す商工会議所などの経済界などの代表によってシンポジウムがもたれました。参加者からは「環境保護でメシが食えるか!」などの罵声(ばせい)も飛びましたが、結局、釧路湿原を保護することで合意ができました。釧路湿原は日本で最初のラムサール条約登録地になりました。
ちなみに、千葉県では谷津干潟がラムサール条約の登録地になっています。ゴミだらけだった谷津干潟を、森田三郎さんという人が一人できれいにしはじめ、現在の野鳥の楽園の姿にしました。
タブレットPCのアプリで、他の人と自分の意見を比べながら授業が進みます。
2Bの道徳は教育実習生の授業、「まだ食べられるのに」です。日本の食品ロスは世界でもトップクラスです。日本人全員が、毎日、茶碗1杯分のご飯を捨てていることになります。世界の9人に1人は飢餓状態にあり、3人に1人は何らかの栄養不良に苦しんでいます。しかし、世界は全世界の人々を十分に食べさせられるだけの食糧を生産しているはずです。
3年生の道徳は「変わりゆく地球」です。地球温暖化や環境破壊が進み、森林がなくなってしまったり、氷河が溶けてしまったり、大きな湖がなくなってしまったり。アフリカ最高峰のキリマンジャロは、昔は頂上付近が氷河や雪で一年中真っ白だったのに、それらはもうほとんど溶けつつあります。私たちはこの地球とどのようにつき合い、どんな地球にしていけばよいのでしょうか。
3年生もタブレットPCを使用して、意見を共有しながら進めます。