ずいぶん暖かくなってきました。春は花が一斉に咲き出す季節です。校舎の周りにはさまざまな花が咲き始めています。花を見ると心が和み、思いやりの心が育つとも言われます。また、花は自ら一生懸命咲き、虫たちを呼び寄せ、やがて実を結んで次の世代を生み出します。こうして命はつながっていくのです。
それと同じように、学校のDNAを先輩から後輩へとバトンタッチするような連続性のある学校は、なんてすばらしい学校なんだろうと思います。西中がそんな学校であり続けてほしいなあとも思います。
卒業式では、2年生が3年生の前ですばらしい歌声を披露してくれました。入退場での行動や立ち居振る舞いもよかったですよ。また、全校生徒で予行練習ができ、3年生一人ひとりが担任の先生に呼ばれて返した返事の清々しさやかっこよさを、みなさん感じとってくれたと思います。ぶっつけ本番の予行でしたが、中学校初の卒業式練習の中で、儀式を静粛に執り行おうと1年生もよくがんばりました。
今日で今年度が終わりますが、4月の新年度・新学期には、2年生は卒業していった先輩たちのように、下級生の手本になり、行動で、背中で全校を引っ張ってください。1年生はもうすぐ新入生、後輩がやってきます。後輩ができて初めて先輩になります。西中の先輩として新入生を優しく導いてやってください。
最上級生が最高学年としてのプライドを持ち、率先垂範する。その姿に下級生がかっこよさを感じて憧れる。そんな西中のよき伝統を、これからもつないでいってほしいと思います。
