生徒のみなさんは義務教育の最終年度を迎え、いよいよ進む道を自分で考え、選び取る年齢となりました。修学旅行を無事終えて、受験生の自覚も芽生えてきたと思います。これから上級学校への進学を目指す人が大半なのは事実ですが、進路イコール進学ではありません。自分が将来、どんな方向に進みたいかを少しでもイメージして、そのためにはどんな道があるのかを考えてほしいと思います。大いに悩み、自分の将来に責任を持って、自分で選びましょう。
なお少し先の話となりますが、私立高校の中には12月半ばに入試事前相談を行う学校がかなり多くあります。これは中学校3年時の通知表の成績が一定以上であれば、その私立高校を受験した場合の合格可能性が高くなるという制度です。しかし昨年・一昨年とこの制度を使って合格し、私立高校に進学した生徒が全県的に多く、私立高校の定員を圧迫しているそうです。そのため、この3年生の受験では、成績の基準を上げる予定だとどの私立高校の先生もおっしゃっていました。そういう知識を持った上で、毎日の学習に励んでほしいと思います。
さて、保護者のみなさま、本日はお忙しい中進路説明会にお越しいただき、ありがとうございます。本校の教育目標である「社会に対応し、心豊かにたくましく生きる若者の育成」を目指し、変化の激しい時代をたくましく乗り切っていける若者に育つよう、お子さまの中学卒業後の進路先について、一緒に考えていきたいと思います。学級担任・3学年職員はもちろんですが、私を始め、本校全職員の知恵と経験を基に、大切なお子さまの進路について助言してまいります。ぜひ本校教職員と情報を共有し、積極的にご相談ください。
保護者のみなさまの温かいアドバイスのもと、お子さま自身が責任を持って、自分で進路先を選ぶよう見守っていただきたいと思います。
それでは今後とも、本校教育活動にご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。