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2025/02/26
印西市平和交流事業
| by:
西の原中
2月26日(水)2~3校時にかけて、3年生全員を対象に印西市主催の平和交流事業を開催しました。
「友愛会」と「印西市遺族会」の講師のみなさまです。 3年生全員で迎えます。
はじめは友愛会の中村様より、「平和と平等と命」というタイトルでお話しいただきました。日本原水爆被害者団体協議会は昨年ノーベル平和賞を受賞されました。核兵器を二度と使ってはならないということを伝え続けていかなければという思いで、さまざまな場所で体験を語られているそうです。
広島・長崎に投下された原爆は、爆心地の温度は3000~4000℃、爆風の圧力は1㎡あたりアフリカ象5頭分もあったそうです。ひとたまりもありません。
続いて友愛会の小谷様が「腹話術『あっちゃん』のおはなし」というタイトルで話してくださいました。みんな食い入るように見つめます。
広島で被爆したときのお話、そしてわずか3才で亡くなった幼い「あっちゃん」の声を代弁する語りに、生徒たちは確実に何かを感じ取っていたように思います。小谷さんは講演後、広島を訪れた際は、アスファルトをそっと歩いてほしいとおっしゃっていました。なぜならその下にたくさんの遺骨が眠っているからです。
さらに友愛会の樋口様より「被爆体験から平和を想う」というタイトルのお話がありました。樋口様は長崎で被爆されたご高齢のお母様の想いを代弁していました。誰もが被災して大混乱の中、1枚のタオルを譲ってもらった不思議な体験や「くりかえしてはならない」という詩の朗読など、想いを伝えてくださいました。
最後に印西市遺族会の鳩貝様より「戦争があった時代の印西」というタイトルでお話しいただきました。亡くなった兵士の遺骨を町を挙げて木下駅で出迎えたり、学校の授業で軍事教練があったり、西の原中がある場所は陸軍の飛行場だったりと、本当に戦争が身近にあったことが伝わってきました。
生徒代表がお礼の言葉を述べ、全員で今日お話しくださったことに感謝の意を込めてあいさつしました。
友愛会、印西市遺族会のみなさまからは「平和をつなぐバトン」を手渡されました。今を戦前にしないために、このバトンをしっかりと受け継いでいきます。
講師のみなさま、戦争の醜さ、悲惨さを伝える生の声を聞かせてくださってどうもありがとうございました。生徒たちも、われわれ教職員も、戦争を二度とくりかえしてはならないという思いを新たにしました。印西市平和交流事業の機会を設けてくださった講師のみなさまと印西市に改めて感謝いたします。どうもありがとうございました。
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