一見何の変哲もない朝の通学風景に見えますが・・・
これは本日11月8日(水)朝9:50に撮影したものです。3年生のみんながなぜこのように遅い時間帯に登校したかというと・・・
本日は本校独自の進路行事、「通学体験」を実施したからです。「通学体験」とは、平日の朝、高校生が通学している時間帯に自分の志望校を訪問し、先輩たちの通学の様子と、それを迎える高校の様子を見学してくるという行事です。
本校の生徒たちはほとんど全てが進学を希望しています。その進路決定への意欲向上と、高校進学後3年間の毎日の生活を考えさせることを目的に本行事を実施しています。
本校キャリア教育の一環であり、3年生にとって直近に迫ってきている進学への意欲や興味を高め、厳しい受検を自分の力で乗り切るための体験活動です。
実際に行ってみて、夏季休業中に保護者と訪ねた時は簡単だったはずが、自分だけで行ってみるとバスをおりる時に鳴らすチャイムを知らなかったり、電車を乗り間違えたり,道に迷ったりとさまざまなトラブルを経験しました。困って公衆電話で学校に電話してみると、普段使わないので10円玉を1枚しか入れずに会話し、先生と話している途中で電話が切れてしまったりと、想定外のことがありました。出願の時や受検日でなくてよかったですよね。
こうした経験を踏んで、いよいよ自分の志望校を絞っていきます。保護者の方とよくよく話し合い、学校のアドバイスを参考にして、自分の進学先を自分で決めていきましょう。
先生たちはそのために、精一杯情報を提供したり、助言します。しかし最終的に志望校を決める、受検する、そして3年間通学するのは自分です。自分の力で進路を切り拓いてほしいと思います。。