『トラム、光をまき散らしながら』 名木田 恵子
子どもは親を選べない。父親が誰かわからないこと、母親がいつも家にいないこと、「麻里杏奈絵里」という名前を持って生きることの意味がわからなくて、夜の街に飛び出し、そして出会った「マリアンナ」と呼ばれていた高校生。同じ名前の二人がトラム(都電)に乗って、日常からのプチ逃避をします。
『生きていくことって、嫌なことや辛いことばかりだけど、やっぱり生きていくんだよ。』ってことがとてもわかりやすく伝わってくるお話です。
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(中学生向け紹介)