『Itと呼ばれた子』
デイヴ・ペルザー
「なぜ、ぼくだけがこんな目に?」
母親に名前さえ呼んでもらえず“It(それ)”と言われた。身の回りの世話はおろか、暴力をふるわれ、命の危険にさらされ…。カリフォルニア州史上最悪と言われた虐待を生きぬいた作者が自らつづった真実の記録。5年近く、人権を侵害され続けた人間が、再び自分らしく自由に生きるためには気の遠くなるほどの歳月と、まわりの人の支え、そして、本人の強い心が必要になります。
読んでいるとつらくなる時もある作品ですが、一度、触れて、考えてもらいたいお話です。
(中学生向け紹介)