『九つの、物語』 橋本 紡
「お兄ちゃんが帰ってきた。幽霊になって。」大学生のゆきなの前に、死んだはずのお兄ちゃんが現れた!お兄ちゃんの手料理を食べ、いろいろな物語について語りながら、二人がたどりつく場所は・・・二人をつなぐ、本と料理と一つの真実・・。なぜ、お兄ちゃんは姿を見せたのか?
どの章にも、一冊ずつ物語が登場し、読んだ後、太宰治や井伏鱒二、樋口一葉など日本文学が読みたくなる、不思議な物語。 (中学生向け紹介)