本日はお忙しいところ、ご来校いただき誠にありがとうございます。
本校は基本的に西の原小・原小の卒業生に、牧の原小の卒業生が加わって入学してきますが、それ以外からも新入生が入学する予定です。現在のところ新入生は男子116名、女子141名の合計257名、7クラス編成を予定しています。どのお子さんも、頑張ろうという意欲を持って中学校に入学し、活躍してくれるだろうと期待しています。卒業する中学3年生が216名ですので、全校生徒がだいたい1クラス分増えることになります。
さて、本校の教育目標は「社会に対応し、心豊かにたくましく生きる若者の育成」です。この目標に向かい、がんばっている生徒の様子、具体的には授業や各種行事、部活動や生徒会活動、そして生徒ボランティアなどを本校ホームページにて紹介しています。ぜひご覧ください。
学習面では、自ら学ぼうとする姿勢を養い、基礎的な知識や技能を身に付け、その知識をもとにしっかり考えて判断し、それをアウトプットできる生徒に育てていきたいと思います。
ただ、そのためには保護者のみなさまとの連携が不可欠です。しつけや生活習慣は家庭の責任でしょうとか、勉強のことは学校に任せてあります、といった縦割り行政的な考えでは、子どもの健やかな成長は望めないでしょう。私たち教職員は、保護者のみなさまを教育サービスを提供するお客様ではなく、子どもをともに育てる同志だと考えています。教職員と親御さんの垣根を低くして、ぜひ一緒に力を合わせて、これからの日本を背負って立つ子どもたちを育てていきたいと思います。何とぞよろしくお願いいたします。
さて、みなさまにお願いしたいことは、親子の会話を大切にしてほしい、ということです。中学生になると思春期まっただ中で、友だち関係などで悩みも出てきます。われわれがイメージするいわゆるいじめも残念ながらあります。ただ、いじめられたと感じたらいじめなので、思いのすれ違いから起こるものもあります。必ずいじめは起こりますが、われわれ教職員や保護者のみなさまが間に入ると解決しやすいです。
養護教諭からよく、今時の中学生の中には、「親に心配をかけたくない」とストレスを自分一人で抱え込んでしまうような子もいると聞きます。親が家族のために毎日仕事に励んで疲れていることをよくわかっているんですよね。でも、子どもが悩みを打ち明けてくれないことが、親にとっては一番心配です。親子の会話を大事にし、お子さまの話をよく聞いてやってください。また、気になることがありましたらどうぞ学校に電話でご一報ください。
ともに子どもを教え導く同志として、喜びも悩みも共有し、子どもたちにとって充実した中学校3年間にしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。