令和6年度の研究・研修
研究
1 研究教科 【英語(英語活動)・リーディングDX】
2 研究主題・仮説
(1)《研究主題》
主体的・対話的に学ぶ子どもの育成
~言語活動を重視した英語教育・生成AIの実践的な活用を目指して~
(2)《研究仮説》
①英語環境を整えることによって、英語に興味をもつ子が増え、自らコミュニ
ケーションを図ろうとする力が育つだろう。
②児童が自ら英語でコミュニケーションをとるような場面設定をすれば、
「もっと話したい」が生まれ、主体的・対話的に学ぶ態度が育つだろう。
③生成AIに触れることで、生成AIがもたらす可能性と課題を理解し、情報
を分析し、判断する力が養われるだろう。
(1)本校の学校教育目標から
本校の学校教育目標は
「学びを生かし、豊かな心とたくましく生きる力を備えた子どもの育成」で
ある。
また、「めざす児童像」の一つとして、
「かしこい子」○問題を見つけ、進んで調べる子ども
○人の話をよく聞いて、考え創造する子ども
○学んだことを生活に生かそうとする子ども
が挙げられている。
さらに、「学校経営の重点」の中に、
(2)学習指導・道徳指導の充実 ①学習形態や発問、評価等の工夫により、学習への意欲を高め、基礎的・基本的な学習を定着させるとともに思考力や判断力、表現力を高める。 ②体験的な学習、問題解決的な学習を重視し、生徒指導の機能を生かした授業の実践に努める。 ③各教科等において、授業のユニバーサルデザインを推進するとともに、児童一人一人のニーズに対応した指導に努める。 ④読み聞かせや調べ学習等の活動を充実し、読書に親しむ態度を育成するとともに文章の内容を読み取る力を伸ばすように努める。 ⑤外国語活動及び外国語(英語)について、コミュニケーションを図る素地や基礎となる資質・能力の育成をめざした指導法等を確立していく。 ⑥主体的・対話的で深い学びの視点からのICT活用を推進するとともに、デジタル・シティズンシップ教育を通して、優れたデジタル市民の育成に努める。 (3)生徒指導の充実 ①生徒指導の機能を重視した「わかる授業」の展開に努め、自己存在感を高め、自己決定の場をつくり、共感的な人間関係の育成に努める。 (4)健康・安全教育の充実 ④情報モラルや情報セキュリティを意識した、デジタル・シティズンシップ教育の推進に努める。 |
と挙げられている。
言語活動をを重視した英語教育や、生成AIの実践的な活用を目指した学習
を進めていけば、本校の教育目標、目指す児童像に近づいていくと考える。
(2)印西市教育委員会の外国語教育に関する研究から
印西市が設定した
「世界に羽ばたくグローバル人材育成プロジェクト」
を受け、印西市教育委員会による外国語教育に関する研究
「印西から世界へ ~世界と交流し、世界に開かれたまちを目指して~」
の一環として、市から研究推進校としての指定を受けた。
目的:推進校で特色ある教育活動を実践し、有効な実践をしない学校へ広げる。
市内で統一した実践を行い、市全体の外国語の学力向上を図る。
(3)千葉県外国語教育推進計画から
千葉県教育委員会によるこの計画は、千葉県教育の基本方針を受け、「外国語を
使ってコミュニケーションすることを楽しみ、自己の考えなどを主体的に発信する
力の児童生徒の育成」を目的に立てられた。めざす児童の姿として、「積極的に英
語を使い、コミュニケーションを楽しみ、自分の気持ち等を伝え合うことができ
る。」と挙げられている。
本校の外国語及び外国語活動の授業においても、楽しみながら英語を「話す」こ
とができる言語活動を積極的に取り入れ、自分の気持ちや考えを伝え合うことがで
きる場面を設定しながら、主体的・対話的に学ぶ児童の育成を目指す。
(4)小学校指導要領から
平成29年3月に改訂された学習指導要領には、「主体的・対話的で深い学び」
の視点に立った授業改善を行うことで、学校教育における質の高い学びを実現し、
学習内容を深く理解し、資質・能力を身に付け、生涯にわたって能動的(アクティ
ブ)に学び続けるようにすることが明記されている。
また、外国語活動の目標は「外国語によるコミュニケーションにおける見方・考
え方を働かせ、外国語による聞くこと、話すことの言語活動を通して、コミュニケ
ーションを図る素地となる資質・能力を次のとおり育成することを目指す。」と示
されている。また、外国語の目標は「外国語によるコミュニケーションにおける見
方・考え方を働かせ、外国語による聞くこと、読むこと、話すこと、書くことの言
語活動を通して、コミュニケーションを図る基礎となる資質・能力を次のとおり育
成することを目指す。」と示されている。
本校はこれらの基本的なコンセプトを心に留め、「話すこと」に重点を置き、自
分の考えを相手に伝え、理解される喜びを感じることで、学習意欲や表現力が高ま
り、「深い学び」へとつなげることができると考える。
(5)印西市教育委員会の小中連携教育推進に関する研究より
印西市情報教育推進指定校として、文部科学省リーディングDXで求められてい
る研究内容に沿って、ICTを活用した個別最適な学びと協働的な学びの一体的な
充実や教科等横断的な視点での情報活用能力の育成の在り方について研究を進めて
いく。特に生成AIに触れながら、生成AIがもたらす可能性と課題を理解し、情
報を分析し、判断する力をつけていく。
研修
研修内容
①校内研究
②保健・救命救急研修
③夏季研修
④市教研、印教研、市教育センター研
⑤若年研
⑥プログラミングなど情報教育、英会話、特別支援教育、道徳、成績・評価に
関することなど
〈chromebookを活用した学習の様子〉
〈指導主事を招いての職員夏季研修「学習指導法の工夫・改善」〉
〈校内授業研究会〉