校長 三浦 明久
今学期、3年生・2年生は72日間、1年生は70日間の学校生活を送りました。
明日から夏休みです。まずは、1学期の振り返りをお願いしたいところです。4月当初から折に触れ、「自分を大切にすること」、「自分を信じること」、多くの場面で、自分の良さを見つけ、自分を褒めてあげてほしいこと、そうすることで、「他人も大切にすること」ができるのだと、生徒諸君には、お話をしてきました。この1学期、各学年とも集団力を向上させるチャンスとなる行事を成功させました。1年生は「校外学習」、2年生は「林間学校」、3年生は「修学旅行」です。学校から離れて活動する中で、日常の学校生活では発見できない「友だちの良さ」にたくさん出会ったことだと思います。友だちからの評価を受けて、自己肯定感、自尊感情、自己有用感がさらに高まったにちがいありません。
先週の土曜日から始まった夏の総合体育大会の最中ですが、先日の生徒会主催の壮行会で掲げた目標を多くの部活動が達成しています。むしろ、目標以上の結果を残しています。
本番で最高のパフォーマンスを可能にしているのは、日々の考え抜かれた練習があってこそだと思います。決して、偶然の産物ではありません。日々、指導していただいている先生方に感謝するところでもあります。そして、この総合体育大会で優勝したチーム、優勝した選手の皆さんに伝えたいことは、「勝てる人は一握り」だということです。一つのことで頂点を極める人たちには、対戦して惜しくも敗れたチーム、選手たちに西の原中学校に敗れたことに対して納得と満足感をも与えることのできる勝者に成長してほしいということです。
部活動も学習も同じことが言えます。はっきりとした目標(ゴール)を定めることです。そして、その目標から逆算して今の自分の取り組むべきものを整理することです。目標を達成するためには、毎日の地道な積み重ねが必要なのです。このことを肝に銘じながら、夏休みの一日一日を大切に過ごしてほしいと思います。
それでは、充実した夏休みを送ってください。9月1日に、笑顔で登校してくる生徒の皆さんと会えることを期待しています。