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2018/03/11

スプリングコンサートに寄せて(3.11)

Tweet ThisSend to Facebook | by:校長
  
  校長 三浦明久

東日本大震災から1ヶ月後、津波に流された岩手県陸前高田市の自宅跡で、海に向かってトランペットを吹いていた少女がいました。そして、震災から70日たった2011年4月20日、その少女は東京オペラシティの舞台に立ち、天国の母らに捧げたZARD(ザード)の「負けないで」を演奏していました。心を揺さぶられる演奏だったことを覚えています。音楽には、不思議な力があると思わせてくれた一コマでもあります。奇しくも本日は、東日本大震災(2011年3月11日)から数えて7年目にあたります。

会場にお越しの皆さん、本日は日曜日のお休みの午後にもかかわらず、本校吹奏楽部スプリングコンサートにお越しいただきありがとうございます。また、日頃から本校教育活動に対する保護者の皆様の御理解・御協力、卒業生や地域の皆様の多大なる御支援に重ねて感謝申し上げます。 

 生の演奏は迫力があり、生演奏を聴くことにより、内面からエネルギーが込み上げて来る時間をお過ごしください。

 吹奏楽の魅力の一つに様々な楽器の音色が合わさることによって、より美しい音色になることがあげられます。一つの楽器の音色も、もちろん美しいのですが、楽器それぞれの魅力的な音色が調和し、さらに味わい深い音色が生まれます。本日のコンサートでは、吹奏楽部部員が仲間と調和して奏でる音色の美しさを楽しんでいただきたいと思います。

 それでは、本校吹奏楽部の日頃の練習の成果をぜひ御覧いただき、楽しいひと時を過ごし、明日からの生活を充実したものにするためのエネルギーを充電していただければと思います。

 


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