学校長より

学校長より >> 記事詳細

2019/03/22

3学期修了式(3.22)

Tweet ThisSend to Facebook | by:校長
校長 三浦 明久

 以下は、今日の修了式で校長より話をした要旨となります。


 3月12日に卒業生165名を送り出し、いよいよ1年生も2年生も進級に向けて心がまえを持ちはじめているところだと思います。

 

私が、3学期の始業式の日、皆さんにお願いした3つのことを覚えていますか。

 

〇自分を好きだと思える瞬間をたくさん見つけること、〇小さな感動を積み

重ねて大きな感動を得ること、〇自分の考え方、生き方について、真正面から「自問自答」できる人であってほしいということです。

 

一番目と二番目のお願いは、私がこの西の原中学校の校長になって、卒業

生も含めて、皆さんに対して話すチャンスにはお願いしてきました。そして、3つ目は、3学期の始業式で新たにお願いしたことです。

この3つのお願いは、上級学年に進級しても心に留めておいてほしいと思います。少し、今回はいつもより長い話になってしまいますが、もう少しだけ私の話にお付き合いください。

2001年日本プロ野球からメジャーリーグに挑戦をはじめたマリナーズのイチロー選手が引退を昨日表明しました。皆さんもイチロー選手については多くのことを知っていると思います。彼はまさにスポーツの世界では「平成の顔」と言われるトップアスリートの一人です。これで、日米通算28年間の現役生活を終えるわけですが、昨日の引退会見の中で、彼がこの28年間で貫いてきたことは何かという記者の質問に「野球を愛するということ」だと答えていました。
 手段や方法は人によってそれぞれに違います。しかし、自分の好きなもの、好きなこと、愛するものを見つけ、そのことに対し強い思いを持ち続けることで、人間力を磨いていけるのだと思いますし、幸せな人生を送れるのだとも思います。ある時には、それまでの考え方を打ち破る「はみ出す力」を発揮した彼の言動を人々は「イチローの美学」と言いますが、簡単に「イチローの美学」とは片づけられないと私は思ってきました。彼と同時代を生きている我々にとっては走り続けた彼から生き方のヒントをたくさんもらっている気がします。

これからの皆さんの長い人生の中での生き方にも大きな影響をもたらすかもしれないイチロー選手の姿だと思います。

長くなりましたが、最後に春休みに進級へのエネルギーをしっかり充電し、素晴らしいと自分も認め、他人からも認められる西の原中学校の3年生・2年生になってください。期待しています。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


11:28 | 投票する | 投票数(4) | コメント(0)