3ヶ月もの休校、今までの学校の歴史に無かったことです。ほとんどの人は、自宅で過ごすという生活スタイルを続けてきたことと思います。6月からは分散登校が始まり、今日からは通常の学校生活が始まります。
しかし、多くの制限があることは知っていると思います。学校という空間で、できることをしっかりやっていかなくてはいけません。三つの密を避けたり、マスク等の着用、手洗いや消毒、授業方法や学習内容の工夫など、数多くあります。これらは学校の先生だけではできません。皆さんの協力がないと、できないことが多くあります。西の原中から、そして印西市から感染者が出ないような、できる感染対策をしっかりおこなっていくことが必要です。部活動も段階的ですが、明日から再開します。
印旛郡市中学校総合体育大会の中止決定について5月27日に正式な連絡がありました。千葉県小中学校体育連盟 印旛支部長名できた文書の概要をお話しします。
5月に全国・関東・千葉県の体育大会の中止が決定されました。印旛支部として関
係者からの意見をもらいながら、検討を進めてきました。
総体は3年生が目標としてきた大会であるため「日程を変更したり、規模を縮小し
たりしてなんとか開催できないか」等の検討を重ねてきました。
しかし、感染防止に努めていくこと、学校再開後十分な練習時間の確保が難しいこ
と、熱中症や怪我が危惧されること、競技によっては身体接触などの密接が避けられ
ないこと、会場への移動や会場内での感染予防対策が難しいなど、総合的に判断し、
この大会に関係するすべての人の命はもちろん、健康・安全を最優先し「中止」の決
断をしました。ご理解をお願いします。
以上が概要です。
部活動をやっている生徒にとって、夏の総体やコンクールは集大成であり、目標にするものだったと思います。それを節目に受験に切替えていくことが今までの流れでした。たぶん、皆さんのお家の方も同じだったはずです。かなり前ですが私の時もそうでした。
今回の中止で、大きな目標が失われ、気持ちの切り替えができない人が多いと思います。今皆さんにお願いしたいことは、何のためにどんな目標で部活動を続けてきたのか考えてみてください。「体力をつけたい」「技術を向上させたい」「友達を多くつくりたい」「大会やコンクールでいい成績をとりたい」など、人それぞれではないでしょうか。
大会やコンクールが無くなって投げやりになってしまうかもしれません。しかし、今までの努力が今後無駄となってしまうのでしょうか?今までの努力を誰も認めてくれないのでしょうか? 決してそんなことは無いはずです。
今の辛い状況は自分一人ではなく、多くの中学3年生、高校生、アスリートなどが同じ思いのはずです。世界中のスポーツや文化活動に影響をおよぼした今回の感染症。みんなで知恵を出しながら乗り越えることはもちろん、皆さんにはこの辛さをバネに次の目標を見つけていってほしいと願っています。それが1年後でもいいと思います。
卒業までの10ヶ月、この先が見通せないのは事実ですが、今みんなでできることを考えながら、これからの学校生活をおくっていきましょう。