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2024/01/09

3学期始業式

Tweet ThisSend to Facebook | by:西の原中
 みなさん、新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。新年早々、大きな地震や事故がありましたが、それを乗り越えて、よい年にしたいですね。
 「笑う門には福来たる」といいます。この言葉は昔の人々の経験から生まれたものですが、最近では科学的にも「笑うことで体の免疫機能が高まる」ことが証明されているそうです。
 笑うことで、幸せな気分を感じさせるエンドルフィンや、やる気をかき立てるドーパミン、心地よさや穏やかさを生み出すセロトニンなどのホルモンが脳内に分泌され、ストレスが解消し、プラス思考になるのだそうです。
 さて、人は一日の中でも場面によって、喜ぶ・怒る・悲しむなどさまざまな表情を見せます。みなさんは、友だちや周りにいる人のどんな表情が好きでしょうか?
 私にとって、みなさんの表情の中で最も印象深く、見ているこちらまで幸せな気分にしてくれるのが「笑顔」です。たとえマスク越しでも、目や表情で笑顔は伝わってきます。
 ある調査によれば、小学生は一日平均100回は笑うそうです。しかし、大人になると一日平均17回に減ってしまうのだそうです。これはどうやらストレスと関係があり、大人になればなるほど、ストレスで笑顔になれない、笑顔になれないからストレスがたまる、という悪循環に陥るようです。
 今は感染症の予防対策や、高校受験を間近に控えて、不安やイライラが募りやすい時期です。心の状態がそのまま顔に出てしまい、暗い表情になることがあるかもしれません。そんな、悩んでいるときや不安なときこそ、無理をしてでも笑顔をつくってみましょう。口角を引き上げるだけで笑顔になり、心から笑ったときと同じような効果があるそうです。タレントなど笑顔が商売の人は、30代、40代になっても20代に見える人が多いです。それだけ笑顔は人を元気にしてくれるのです。
 朝、笑顔でおはようとあいさつされると、とても気持ちがよいです。お家の人にご飯を用意してもらったり、友だちに助けてもらったりしたら、笑顔でありがとう、と言いたいですね。笑顔を見せない友だちがいたら、どうしたのかな、と相手を思いやって声をかける優しさがあると、学校生活がより温かなものになると思います。
 心と体を適度にリラックスさせ、思いやりや楽しい気持ちを連鎖させる「笑顔」は、本校になくてはならないものです。2024年もぜひ「笑顔」あふれるよい一年にしましょう。

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