校　長　三浦　明久

　本日はお忙しい中、進路説明会にご参加いただきありがとうございます。約１８０名の参加をいただいていると担当から聞きました。現在の１年生から入試制度が変わる予定です。

　今年度も３年生を対象にした校長による面接練習を１１月から１２月にかけて行う予定です。

昨年の３年生の話になりますが、志望理由は全員に質問していますが、その中で、進学指導に限定せず、進路指導という観点からも「どうして勉強するのですか」、「将来、どんな大人・どんな人になりたいですか」などの質問をしました。

　志望理由に結びつく情報は、学校説明会や学校見学、文化祭などの行事への直接参加や兄姉が在籍している、卒業生であるなど、いろいろな方法で得ていることがわかりました。その情報から自分の高校生活の具体的なイメージを描くことができています。「どうして、勉強するのですか」との問いには、多くの生徒が将来の夢や目標の実現に近づくためであり、将来の選択肢を増やすためと答えています。模範解答だと思います。そう考えると、高校生活は最終的なゴールではなく、通過点であるということにもなります。「将来はどんな大人・どんな人になりたいですか」との問いには、キーワードが同じ人はいましたが、誰一人として同じ答えはありませんでした。当然であると思います。自分が理想とする将来像・人間像はみんな違って良いのだと思います。何より大切なことは自分の理想の将来像・人間像を探究するために自分自身と真摯に向かい合うことができているかだと思います。面接練習を行っている生徒は夢と希望に満ちた高校生活に思いを馳せています。高校生活でも中学校生活同様、中学生は夢が詰まった原石であり、中学校卒業後さらに磨きがかかり、他には負けない輝きを放つ宝石へと変わっていくのだと思います。自分を磨いてくれる最適な環境である場所を目指し、残りの中学校の日々を一生懸命努力し続けるのだと思います。その努力をする子どもたちを支援するのが学校であり保護者の皆様方だと思います。子どもたちの心情に寄り添うことが最優先ですが、伴う事務手続きについても大変重要です。この説明会を皮切りに多くの説明会などに参加する機会が増えてくると思います。理解をしっかり進めていただければと思います。

　本日はよろしくお願いいたします。