4時間目の1年4組の様子です。
体育の学習やその他教室を移動しての学習が4時間目にあるとき、よく先生方は子ども達に声をかけて給食の準備をさせています。給食を時間通り始められるようにという工夫です。先のことを考えて動くことを、自然と子ども達は学んでいます。
以前学校だよりの巻頭言に「非認知能力」について書きました。また、昨年の家庭教育学級ではボーグ重子様を講師にお招きし、やはり「非認知能力」についていろいろと教えていただきました。
今回の「先を見通す力」も非認知能力の一つになります。国語や算数のテストのように数値で計れない、生きていく上で大切な力です。
先日の雨の日、レインコートを着てきた1年生が、「校長先生、とってください」というので、ランドセルの中に入れていたレインコートの袋を出してあげました。そのとき、ジップロックに入った靴下とタオルがランドセルのポケットに入れてあったのが見えました。保護者が、お子さんに「雨がひどいときは、こうやって用意しておくといいね。」などと言いながら、一緒に用意したのではないかと思うと、微笑ましくなると同時に、しっかりとお子さんの「先を見通す力」をのばしていらっしゃるなと思いました。
雨の日は、濡れてびしょびしょになるかもしれないから、替えの靴下を準備し、タオルを多めに持ち、服装を工夫し、いつもよりも5分から10分程度早めに家を出るというように、先を見通して行動するとよいということを、ぜひ教えていただけるとありがたいです。こういう小さなことの積み重ねが、子どもの生きる力をのばしていきます。