今日は全学年で道徳の授業がありました。
1年生の道徳は、サトウハチローさんの詩、『美しく自分を染め上げて下さい』を使った道徳です。サトウハチローさんと言えば、『ちいさい秋みつけた』や『うれしいひなまつり』の歌詞が有名です。昔のフォークの曲、『悲しくてやりきれない』の作詞もしました。この詩では「生まれたときの色は『白』」と言っていますが、さて、みなさんは自分をどんな色に染め上げていくのでしょう。
2年生の道徳は『たすきとポンポン』です。もうすぐ運動会、由紀の学校では2年生の応援団のクラス代表になった者が、翌年の3年生で応援団長をやるのが慣例となっていた。由紀は来年、応援団長をやりたい。でも、由紀の学校はこれまで女子の団長がいたことがなかった。応援団員の一人、雅史は「男は俺一人だから代表をやるよ」言う。もう一人の女子の応援団員の美佐からは「一緒にチアリーダーやってみない?」と誘われる。役割って性別で決まるんだろうか。由紀はさらに迷った。
タブレットPCから自分の意見を提出し、皆で共有しながら授業が進みます。
3年生の道徳は『音楽は対話の始まり』です。五嶋みどりさんは世界的なヴァイオリニストで、ニューヨークのジュリアード音楽院でヴァイオリンを学び、11歳でニューヨーク・フィルハーモニーとの共演でデビューします。子どもたちと一緒に音楽の喜びを分かち合いたいという思いが強くなったみどりさんは、「みどり教育財団」という非営利組織を日米で設立したり、世界の養護施設や病院で訪問コンサートを行ったりします。2007年には日本出身者として初めて、「国連ピース・メッセンジャー(平和大使)」に任命されます。「『平和』とは何か?」と問われたみどりさんは、「平和とはacceptance(受け入れ、認める)こと」と答えます。
3年生の道徳もタブレットPCで意見を共有し、さらに班で話し合って意見をまとめます。