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今日の小林中2021 >> 記事詳細

2021/12/09

思春期教育

Tweet ThisSend to Facebook | by:小林中
昨日12月8日(水)午後、成田日赤病院で周産期治療にあたられている新生児科医(小児科と産婦人科の両方を専門とするお医者様で、全国で2500名ほどしかいないそうです)の先生をお招きし、全校生徒を対象に、思春期教育「いのちの授業」を実施していただきました。


この授業のために、講師の先生がスライド資料をたくさん用意してくださいました。 全校生徒に、本校養護教諭から先生を紹介しました。


まずはじめに、本日の講演内容の説明がありました。


全校生徒がお話を聞きます。市の健康増進課の方が、講演の準備とサポートに来てくださいました。


千葉県内にはNICU(新生児集中治療室)のある病院がいくつかあります。本校の近くだと、成田日赤病院をはじめ東邦大佐倉病院、東京女子医大八千代病院などがありました。


講演はいくつかのクイズからスタートしました。日本全体では、平均すると1日何人くらいの赤ちゃんが生まれているでしょうか?生徒たちは思い思いに手を挙げます。

たくさん生まれる日や時間はありますが、平均すると1日2500人くらいの赤ちゃんが生まれてくるそうです。(私は間違えてしまいました・・・)


続いて、日本ではどのくらい小さく産まれた赤ちゃんまで助けることができているでしょうか?という質問で、意見が分かれます。



何と!250グラムくらいで生まれてきた赤ちゃんを助けることができているそうです。なんて小さいいのちまで、助けることができるのでしょう。糸のように細い呼吸のために使う管や、点滴の針、新生児を運ぶ専門の救急車やドクターヘリなどがあることも教わりました。新生児科医の先生をはじめ、医療スタッフのみなさんの働きの素晴らしさに驚きました。


赤ちゃんが1日に飲む母乳(ミルク)の量はどのくらいでしょう?という質問は、答えが映ってしまいましたが、何と600ミリリットル!大人なら毎日12リットルも牛乳を飲むようなものです。たくさん飲んで、大きくなるんですね~。長野県で誕生した258グラムの赤ちゃんも、2才の誕生日には6キロ近くまで大きくなって、すくすく育っているそうです。いのちって、すごいね。


成田日赤病院に届けられた、NICUでお世話になり、無事に退院した赤ちゃんのお母さんからの感謝の気持ちをつづった手紙も、読ませていただきました。本当によかったです。神奈川県の病院でいのちを助けられた赤ちゃんのご家族のドキュメント映像も視聴しました。医療技術の進歩だけでなく、親や周りの方々の愛情が何よりの栄養です。自分たちもたくさんの愛情に包まれて生活しているんですね。


しかし、無事に育つ赤ちゃんばかりではありません。天使になってしまう赤ちゃんもいるそうです。生徒たちはしわぶき一つせず、真剣にお話を聞いていました。


先生はご自身の生い立ちやお子さんの写真なども紹介してくださり、生徒のみんなに柔らかな語り口で多くのメッセージを伝えてくださいました。


生徒代表がお礼の言葉を述べ、全校生徒から先生に拍手を送り、思春期教育「いのちの授業」を終えました。先生、本当にありがとうございました。

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