「筑波山に行きます」
先生のその一言でぼくは凍りついた。なぜならぼくは、高いところは苦手だし、山登りなんてしたことがなかったからだ。
「いきたくないなぁ」
そう僕は思いながらその日を過ごした。と思ったらまさかの延期になった。そのまた次の週も延期になった。ぼくは
「このまま、中止になればいいのに」
と思っていた。だがもちろん中止にはならずにとうとう筑波山に登る日が来てしまった。
ぼくは恐怖でしかなかった。でも行きのバスで好きなアニメの映画を見れたのでそこは楽しかった。そしてついに到着した。筑波山は思ったより高く、より怖くなってきた。
そしてさっそく登り始めた。最初はあまり疲れていなかったが、だんだん疲れてきた。
途中、岩を登るところがあったりして、とても危なかった。すると、だんだん休憩場所が見えてきた。ぼくは
「やっと休める」
と、少し安心した。休憩場所では写真を撮ったり、景色を眺めていた。しばらく時間がたち、また登り始めた。後半は前半より危ない道がたくさんあってぼくも転びそうになった。そして約一時間がたち、とうとう筑波山(女体山)の頂上についた。そこで僕はいつのまにか自分の気持が、怖い→楽しいに変わっていることに気づいた。この景色を見て、僕は言葉に表せないくらいキレイだった。
今回コロナで行けるか心配だったが、みんなで行けて本当に良かったと思う。この思い出は僕の心に深く刻み込まれるだろう。 1番