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2017/05/28

小数×小数の計算の仕方を考える(5の1)

Tweet ThisSend to Facebook | by:kishi
 担任が出張の日。算数科で小数×小数の授業をしました。
 まずは,ノートを確認します。担任がどんなルールで授業をしているのかを調べるためです。素材を後から出しているのと学習問題の文末以外は,オーソドックスな進め方をしているらしかったので,なるべく担任と同じになるよう授業を進めました。

 計算の仕方を1つ考えたら,持ってこさせるようにさせ,少しでも多くの種類の考え方を見つけるようチェックしていきました。最終的にあっているかどうかは関係なく,学習内容に直結した本質的な考え方や間違いを探していきます。

 その後,こちらから指定したいくつかの考え方を発表させました。「なるほど」と思う「素晴らしい考え」もありました。また,「なぜこうなってしまったか」を考えるための極上のネタもありました。価値の高い学びになるのは,だいたいが本質的な間違いを含んだものでした。様々な考え方を知り,子どもたちが個々の思考が深まっていきました。




 「指定された」子どもたちが考えを板書していきます。


 概数の考え方を使って,「積」が妥当な範囲にあるかどうかを説明しているところです。


 最終的に「積」がちがってしまったある子の考えを,別の子たちが解説しています。考え方は基本的にあっているのに,なぜ最終段階では「積」がちがっているのか。この中で,「そうかぁ,ここが難しいのか」「こういう間違いもあるのか」とみんなで実感していました。一つの考えを何人もで説明する。「人数が多いからこその集団学習のよさ」がよく表れていました。
 「教室はまちがうところだ」などと,教師が何百回言うよりも説得力がありますね。

  子どもたちの考えを抽象化した「まとめ」は,もちろん子どもたち自身が考えました。

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