6年生の音楽で授業研究を行いました。
今回の内容は歌唱です。
グループごとに「ロック マイ ソウル」を工夫して歌い,発表して聴き合うというものです。
さてその工夫とは?
この曲は短くて,リズムよく楽しく歌えるのですが,3つの旋律を合わせて3部合唱ができるようになっています。
歌い始める前に子どもたちはいろいろな歌の形態【独唱・斉唱・重唱・合唱】について,鑑賞を通して学びました。それをいかして3つの旋律の組み合わせを考えて,7回繰り返し演奏します。例えば,1回目はみんなで3部合 唱,2回目は二人で二重唱,三回目は一つの旋律をみんなで斉唱というように組み合わせや,形態を工夫して曲を構成します。
いろいろな演奏形態のひびきの違いを楽しんで歌い,その楽しさが聴いている人にも伝わるようにというのが学習のめあてです。
6年生はグループでの活動がとても上手に進められるので,どの班もいろいろな意見を出し合いながら学習できました。
グループ活動の様子です。
曲の構成が決まったら歌いながらその流れでよいか確かめてみます。
もちろん正しい音程で一人一人がしっかり歌えないといけないので,少人数での合唱は結構難しいですし,度胸もいります。
みんなで,手拍子を入れて歌うアイデアも出て,のってきました。
自分たちの「ロック マイ ソウル」が完成するかな。
楽しさが伝わるかな。
班の中でもお互いに聴き合ってひびきを確かめていきます。
歌ってみながら変えた方がいいところがあれば変えていきます。
ひとりひとりがしっかり声を出して歌えるようになってきました。
ひびき合いもきれいになってきています。
そろそろ完成かな。
いよいよ発表です。
手拍子を入れてリズムにのりながら,歌っています。
緊張の中にも笑顔もみられてよい雰囲気です。
発表前に自分の班の「ききどころ」を言ってもらいました。
この班は,独唱が2回も入っているのだそうです。
そこがききどころ。上手に発表できるかな。
どの班もいろいろな演奏形態を取り入れてひびきの変化をもたせていました。ひびきのちがいをいかして曲の構成を考えて,曲の美しさや楽しさを伝えていたと思います。手拍子やステップをしながら楽しく歌えていたのもとってもよかったです。
普段はあまり歌声が大きく出せない人も今回の「ロック マイ ソウル」では思い切って歌えていました。感動です!今後も自信を持って歌ってくれるといいなと思います。